今でしょ講座特別編 (バラエティー テレビ朝日)

「東大生が選ぶ頭がイイ芸人&勉強になると思う漫画」について取り上げていたので、途中からではあるが興味深く見てしまった。

私も「あさきゆめみし」で源氏物語の概要を知ったクチである。

番組の中では他にも「ワンピース」や「宇宙兄弟」など、漫画以外の媒体でもお馴染みの作品が挙げられていた。物語の面白さに加えて、それらは世界地理や宇宙についての興味をかき立てるブースターとなっている。番組とは関係ないが、私が百人一首について興味を持ったのは、従姉妹の家にあった「うわさの姫子」からだった。

手軽に読める漫画で取っ掛かりをつけ、そこから沸いた興味を本や体験で深めていく事は、学校での勉強とはまた違う大切な学習体験ではないだろうか。

番組の最後に、MCでもある林修先生が「どうやって知識を深めるか」という事に言及されていた。先生は本を読む事に加えて、落語を聴くことを挙げていた。授業の最初に軽い雑談を振り、本題の授業に入るときには上着を脱いでいたという。これはまさに、落語家がまくらを振ってから羽織を脱ぐ動作そのものではないか！そうか、やっぱり知性のある方は落語が好きなのだと確信してしまった。

私は以前から、落語は歴史の勉強だけでなく情操教育に最適だと思ってきたが、それを証明するような素晴らしい番組のオチであった。