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Dearにっぽん (ドキュメンタリー NHK)

「うめ課長の試練〜和歌山・みなべ町〜」

初回放送日:2024年7月7日

日本で唯一の「うめ課長」がいる。和歌山県みなべ町の特産品「南高梅」をPRする平喜之さんだ。ひょうの被害や天候不順で梅が大不作になりピンチの今年。課長はどうする? 有名な梅のブランド「南高梅」。その発祥の地とされる和歌山県みなべ町の役場には「うめ課」がある。課長の平喜之さん(55歳)は、全国を飛び回り小学生に出前授業を行ったりPRイベントを盛上げたり梅の魅力を全国に発信する。でも今年の梅は、かつてない大不作。うめ課長は若手農家の青年が発案した、梅のある魅力を生かすアイデアを取り入れ逆境に立ち向かうことに。梅のことで頭の中がいっぱいの「おっちゃん」の奮闘記。
(以上公式サイトより)

私は小さい頃から梅干しが大好きで、「すぱいすばい(酸っぱい酸っぱいが言えなかった😅)」と呼んで毎食食べていた。その後、梅仁丹や梅肉エキスにも触手をのばし、大人になったら梅酒を楽しんできた。
曽我梅林で梅の花の香りに感激し、5年ほど前からは湯河原梅林と幕山登山が春の恒例行事である。

そんなそこそこの梅好きを自負しているが、和歌山県みなべ町にうめ課があるのはこの番組で初めて知った。南高梅農家に寄り添って50年、しかも7代目とは!
ひょう被害と天候不順で梅が凶作というニュースも知っている。これは梅好きとして、真面目に応援しなくてはならないと思って視聴した。

梅離れ…たしかに梅好きの私は、5年前に一度だけ梅干しを漬けてみた。が、それっきり。母の漬けるめちゃめちゃ酸っぱい梅干しを、帰省の度に持ち帰っている。
かつてサッカーの長友佑都選手が、「健康と試合中の体力維持、疲労回復の為に毎日梅干しを食べている」みたいな事を言っていた。
梅離れストップには、もしかしたらそういう有名人に梅干し好きをアピールしてもらったらどうだろうか。

さはさておき。
梅干しの苦手な若手梅農家さんの話も興味をひいた。梅だから梅干し、だけでなくそれ以外の販路はないかと研究する姿。番組の終盤には、ベテラン梅農家さんがひょうで傷ついた梅の実を、ピューレにしていた。
伝統を守りつつも新たな道を探ること、これはどんな方面でも起こりうる大切な事だと思う。

うめ課長の平さんが、銀座でPRイベントするシーン。
「かわいい梅たちが本当なられいな形で、皆さんにお会いできたかったと思うんですけども」
こんなに梅への愛を語る方、他にいますか?

「下向いてても、おもしろない。前向いて、声大きくして『いこやっ』の方が気持ちええやないですか」
こういう熱い気持ちのリーダーが若手を引っ張り、相乗効果でうめの町が発展し、その先の未来へと繋げていく。

みなべ町、いつか行きたい場所が増えました。
梅の今、そして未来を応援しています。

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