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笑福亭福笑師匠独演会 (落語)

本来ならば昨年の今日開催されるはずだった、大好きな笑福亭福笑師匠の独演会。

昨年は台風で交通機関stopのため、今年の5月に延期。
それが疫病禍で再延期。
なのにまた台風の接近で...ハラハラしましたが、やっとこさ大爆笑高座を楽しむことができた。

自粛期間中に新作を2席お作りになった師匠。
タイトルも「コロナ狂詩曲(ラプソディ)」
なんて洒落れてるのだろう。
出だしが「アキエ〜」って、攻めまくりやん。
トリの「猫の恩返し」には百合子が出てきたし。
さすが福笑師匠、タダでは起きない芸人魂に感服した。

弟子の笑福亭たまさんは、高座に出てきただけで笑いが起きるほど独特のフラがある。
相変わらずのキレっぷりが潔くて最高。福笑師匠をネタにした面白すぎるまくらに続いて、「植木屋娘」を熱烈に聴かせてくれた。

ゲストの柳家小ゑん師匠。
にこやかなお写真から想像して、小さん師匠みたいな正統派古典をやるのかと思いきや...福笑師匠に負けないくらい豪快!というか毒舌!
鉄道ネタ満載で、楽しい落語だった。

最後になるが、開口一番の林家きよひこさんが今日の掘り出しものだった。
ワカメちゃんみたいなおかっぱ頭。
「昨日美容院で広瀬すずにして下さいって言ったのに、コシノジュンコになってしまいました」
上手い!そこから一気にネタに入って、それがまた面白くて。私もやりたいと思うくらい、展開も描写も秀逸な創作落語だった。

何ヶ月ぶりの生落語だろう。思いっきり笑わせてもらった。やっぱり落語は良いと心から思った。




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