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もっとあぶない刑事第25話「一気」 (ドラマ 日テレ)

映画「帰ってきた あぶない刑事」公開に合わせて、ドラマ版の最終話が神回と銘打たれて放映されていたので視聴。
35年前の主役二人だけでなく、出てくる車や街の風景、ファッションなど隔世の感があった。
当時私はこのドラマを見ていなかった。その後就職した会社の先輩が"あぶ刑事マニア"で、事あるごとに「カオルぅ〜(浅野温子演じる婦警の名前)」と言っていたのをふと思い出した。

とにかく軽いノリのドラマで、さほど練られた感もなく、何だか行き当たりばったり的で。唯一、車がペンキまみれになるシーンは「今なら作られない面白さかなぁ」などと思って見ていた。
ところどころ伏線的なアヤシサはあったが、終盤"やっぱり"的に謎が判明する。ここらへんは今のドラマにもありそうな展開ではあるが、主役2人が今後背負う使命となるのか興味深いシメであった。

昭和的なのんびりムード溢れる画面は、今のCG任せなものに比べると牧歌的ではあったが、国家権力の腐敗的なモノを匂わせる演出はむしろ骨太な印象を受けた。
時を経て製作公開される劇場版のあぶ刑事に、その答えが出てくるのか?
確認のために映画を見てみたいと思わせる、ナイスな一作であった。


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