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鎌田菜月さんを考える連載「あなたの認識が全てではない」

 先日、「マッドマックス フュリオサ」という映画を観てきました。
 ある一人の人物の15年間の時間を描いた作品で、あまりのエクストリームさに今年の僕の映画ランキングナンバー1が既に決まってしまった感じがします。
 さて、その作品の中で主人公のフュリオサという女性は、言葉をあえて喋らないようにして、自分の目標を外に漏らしません。そして、映画を最後まで観ていくと、自分が物心ついた時から決めていたあることをとんでもない形で、達成します。
 自分が決めた目標をずっと忘れずに生きてきた人間だからこそ、どんな理不尽なことがあっても、時には自分の身体を引きちぎるようなことがあっても耐えて進んで行けたのでしょう。

 そういえば、朝ドラマの「虎に翼」も常に「〇〇はこうあるべき」とか「〇〇という生き方が普通」みたいな価値観の閉塞感を壊してくれる素晴らしい内容になっていると思いました。
 第1週目から、さんざん馬鹿にされていた主人公が、何度も悔しさや怒り、涙やタイミングの悪さと戦いながら、一つ一つの目標を達成していく姿勢には本当に感動します。

 さて、実は先月ぐらいから鎌田菜月さんについて、新しい記事を書こうと色々と考えておりました。
 きっかけとなったのは、このアメブロです。
 まずは、こちらを読んでみましょう。

 多分、ブログ中で紹介しているのは、三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」ではないか、と思います。
 生活のスタイルの変化と共に、僕らは本当に本を読む時間が減ってきてますよね。そして、読むことが多いからと言って感動させるような文章が書けるとは限らない、という部分はウッドストック1999のリンプのギターぐらい(顔を白く塗ってる人です)、首を縦に振りまくりながら読みました。

 いやあ、鎌田さんのエッセイとか創作物とか読んでみたいですけどねえ、青木莉樺さんがnoteやってるし、鎌田さんもアカウントを作るのはどうでしょうか、という感じで書き始めていたんですよ。
 SKE48を卒業した五十嵐早香さんもnoteで書いてた後、現代ビジネスでエッセイの連載が始まりましたしね。
 そんな感じで5月中旬の週末ぐらいにアップする予定で、記事を準備していたんですけどね。

 そんな中、SHOWROOMの演技に関するイベントが発表されました。
 エントリーメンバーの中には、鎌田菜月さんの名前が!!
 えっ、文章の仕事がって言ってなかった?
 どういうこと?
 まあ、別に一つの道しか目指しちゃいけない考え方は窮屈ですし、彼女はこれまでミュージカルや朗読劇にも出ています。なので、決して不思議なことでは、ないです。それに、一つ一つの仕事が点になり、うまく線になると素晴らしいポリオグラフィーになることもあります。
 そんな僕の戸惑いを溶かすように、6月1日にSKE48の彼女の公式ブログが更新されました。

※多分、今日はまだ会員でない方も無料で読めるはず!!


 時間が経って、有料になって公式ブログが読めなくなった後のことを考えて、あまり内容に触れ過ぎず、本当にざっくりと書くと、ずっと前から持っていた夢だったんですね。
 僕が知らなかっただけで。
 そして、時間の流れと共に演技の仕事をするのにちょうど良いタイミングが来たんだな、と。
 もう、正直に書くと、鎌田さんがリトルトゥースって言った時も、「えっ、何故急に?東京ドーム公演があるから?」とか考えてしまったことがあるんですが、これも彼女の長いファンの方なら、納得できる部分があって、僕が知らなかっただけなのかも知れません。

 これは、SKE48は多人数のグループです。
 全員分のSNSでの発信や公式ブログ、配信をすべておさえるのは物理的にもはや不可能です。だから、自分が知らないことだけど、メンバーや推しの方は知っているということも沢山あるのだと思います。
 だから、反省の意味を込めて、二つのことを書いておきたいと思います。

① 目標は一つに固定する必要はなく、その時その時に枝葉を伸ばしていけばいい。星座のようにそれぞれが繋がりあうこともある。

② メンバーに対する認識はこちらが全て把握していると考えてはいけない。えっ、急に?と思うことほど、実はこちらの知らない歴史がある。

 もうすぐこのイベントは終わろうとしていますが、果たして、鎌田さんにどんな未来が待っているのか?
 SKE48在席中に彼女の新しい演技が見られますように。
 僕としては、ラジオの声が好きなので、朗読劇や海外映画やドラマの吹き替えなんかも聴いてみたいと思っています。
 後期なんていうには、まだ早いです。
 芸能界というフューリーロードを鎌田さんが爆走していくところを見せて欲しいです。
 V8!!

 
 



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