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人を応援しているうちに

 小説家になるのが、夢だった。
 実家が建築業をしていたので、15歳までの僕の夢は建築業を継ぐこと一択だった。中学3年生の春に京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を読んで衝撃を受けた。こんなに面白い物語があるのかと。

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