STU48兵頭葵さん縁の地を歩こう第32回「菓子鋪こうの」編
この町にアイドルヲタクが住んでいることは、あまり知られていない。
これはそんな町で出会った若者たち( もう40代に突入 )の物語である。
※ 意味が分からない人は、円谷公式動画を観よう!
昨日、なんとSTU48の皆さんがわが町宇和島市にやってきました!
ただ、開催された場所が宇和島市のかなり南側でしてね。
送迎バスも出ないので、公共交通手段を使わなければいけないのですが、イベントは21時頃まであるのに対して、なんとバスの終電(終バス?)がなんと18時頃!!
いや、免許持ってない人間には無理じゃん!!
というわけで、泣く泣く諦めましてね。
いや、実際にデビュー作のやりとりで、「家に居た方が絶対に良かった」という出来事もあったので、結果としては良かったのですが、やっぱり行きたかったなあ、という気持ちが強くてですね。
寂しい気持ちだけを友に今日も働いていたわけですよ。
最近は、職場のSNS担当もしているので、仕事しながら宇和島市の情報を追っていると、思わぬポストが。
こ、これならいける!!
宇和島市内だし!
ただし、営業時間は18時まで。
仕事が終わるのは17時15分。
なんとか自転車を飛ばせば間に合うぐらいでしょうか。
小雨が降る中、ペダルを漕ぎました。
※イメージBGM
なんとか宇和島市の商店街に到着。
雨でも大丈夫な屋根付きの駐車場に到着しました。
お店に入ろうと、すると、「sorry」。
なんと、ジャック・クエイド似のナイスガイが(『THE BOYS』のヒューイだよ)。
まさか、海外からの葵ストなのか…。
たしか兵頭葵さんは、海外のファンの方の総選挙で28位だったはず。
今、世界総選挙して、国内のCDだけじゃなくて全世界のダウンロード数や再生数やNFTの販売数にすると、もしかするとこの数字よりも上になるかも知れませんね。
現実に戻ると、どうやら旅行者の方らしく、先に順番を譲ります。
店員さんはとても明るい感じの方で、お菓子の中に入っている卵やあんこについて説明してくださいます。海外のお客様の買い物が終わった後、いよいよ、僕の番です。
「あの、このお菓子ってありますか?」(兵頭さんの一つ目のポストを見せる)
「ああ、ごめんなさい。これ、特注なんです」
そこから、僕が兵頭葵さん推しだということを説明すると、「昼間にもファンの方が来てましたよ!」と教えてくださいましてね。広島のあたりから来た方だそうです。そして、なんと、「お昼にも葵ちゃんが来てましたよ!」
「そうみたいですね」
この時ほど、自分がノマドワーカーじゃないことを恨んだことはありませんでした。
そこから、少しだけお店の方とお話しました。
あの特注のみかんは、なんと兵頭葵さんのお母様のご注文だったそうです。なんと!これは特注で頼む方がこれから増えるかも知れませんね。宇和島でイベントがあった時のメンバーの差し入れにどうですか、地方公共団体さん。
さてさて、僕はあんこが食べられないという和菓子屋に行くには、あまり向いていない体質なんですが、それでもチョコ入りのものを購入して、あんこ入りのお菓子も家族のために買って帰ることにしました。
閉店前だったのに神対応な店員さん、本当に心が癒されました。
また来たい!
さて、そこから、明屋書店に寄りましてね。
なんと、中村舞さんがサインを書きに来たというではないですか。
で、店員さんにサインの写真を撮って良いか伺ってみると、「撮影しても良いけど、SNSには載せないで欲しい」ということなので、舞Qのメッセージが気になった方は、是非、明屋書店に行ってみてください。
ちなみに、僕は流石に写真だけ買って帰るのは気まずいので、写真集を1冊購入して帰りました。なんと2冊目です。このサインを撮影したら写真集買って帰るムーブが流行って、明屋書店で一番売れた写真集にならないかなあ、とふと思いました。
家に帰って、和菓子を食べると、柔らかい!!
そして、お茶とめちゃくちゃ合いそうな甘さ。
もっと買っとけばよかったと後悔しました。
家に帰って、なんか、夢見てるのかな、とふと思いました。
STU48が宇和島に来てコンサートして、中村舞さんの写真集が地元の本屋さんで売っていて、兵頭葵さんが選抜に入って宇和島アンバサダーになって、地元の方にも愛されている。僕の連載の最初の方を読んでいただきたいんですが、「こうだったらいいのにな♪」と考えていたことが全部、現実になってるんですね。兵頭葵さんや中村舞さんご本人や、ファンの方々の頑張りあってのことだと思うんですが、わずか3年ぐらいで、状況はガラッと変わるんだな、と思います。
途中で「こんなもの」と諦めていたら、今は無かったと思います。
多分、逆風が吹いていた日もあると思います。
でも、それでも辞めずに進み続けたからこそ、今の彼女たちがあるんでしょうね。
僕もあと15日ほどでプロデビューします。
正直言って、怖いです。
鳴り物入りで出てきたわけでもない無名の新人です。
Amazonランキングの予約状況を見たら、総選挙の圏外の順位です。
それでも、兵頭葵さんの姿をみていると、大ヒットという戦いかたではなく、「3年間売れ続ける」、「1冊売れたらまた次の1冊がちゃんと本屋の棚にある」そんな売れ方が出来ないかな、とふと思いました。
花火も生歌も聴けなかったけど、大事な何かを今日は学びました。
※これまでの兵頭葵さんについての連載はこちら!