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【東銀座】マグテーブル

 1997年3月31日。
「築地3人で昼飯。マガジンハウスのマグテーブルで茶」
 
 いま、「マグテーブル」が検索に全然出てこないことに驚愕しています。
 マガジンハウスの受付フロアの2階にあった、普通に誰でも使える喫茶店でした。
 
 この97年から私はフリーランスになって、編集者・ライター時代はブルータスの仕事をとくに多くやらせていただいていて、小説家になった後も、ブルータス、リラックス、ポパイ、ダカーポ、アンアン、ターザンなどで連載させてもらったので、ここは何度使ったことか。
 
 マガハ(と略します)の仕事だけでなく、他の出版社の人や映画会社の人との打ち合わせなどにも(誰でも使えるとはいえ、さすがに普通の人は入ってこないので)よく利用させてもらってました。
 
 きっと「マグテーブルで打ち合わせ」とかいっぱい検索出てくるんだろうなと思ってたので、ちょっとショック。
 
 ちなみにいまはどうなってるかわかりませんが、マガジンハウスは社員だけでなく、出入りしてるライターやデザイナーも自由に使える社食がありました。しかも無料。初代の社長(だったかな)の意向だったと聞いたことがあります。
 
 そしてこのときより少し前、毎日昼夜、欠かさずに社食で食べてる人がいて、あるときどの部署か聞いてみると、たんなる近所のおじさんだったというのは、マガハ社員と関係者はけっこうみんな知ってるエピソード。

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