アッシュ・スミス 【忘却レコードショップ】

本業は別の名前の小説家。 これまで【忘却タウンガイド】で、自分の記憶と街の記憶から消え…

アッシュ・スミス 【忘却レコードショップ】

本業は別の名前の小説家。 これまで【忘却タウンガイド】で、自分の記憶と街の記憶から消えていく前に存在した店などを書いてきましたが、ここからはがらりと話を変えて、「音楽版」を綴っていきます。 「忘却ブラウン管」「忘却マガジンストア」も同時進行していきます。

最近の記事

【ジョン・バリー】ナック

1992年8月8日。 「後輩にジョン・バリー「ナック」のサントラもらう」  「映画の渋谷系」は小西康陽さんプレゼンツの「ナック」のリバイバル上映から始まりました。  以下、忘却映画館にそんなことを書いてます。  サントラは「007」のジョン・バリー。  でもこのとき以来、ずっと聴いてなかったなあ。

    • 【森高千里】ROCK ALIVE

      1992年6月5日。 「森高千里「ROCK ALIVE」借りる」  勤務してた月刊誌編集部に届いたサンプルカセットだったと思います。  調べたら代表曲「私がオバさんになっても」収録アルバムでした。いま聴いてもずっといい曲。  でもいまの人には信じられないでしょうけど、本当に歌のとおり女盛りは19歳で、24歳過ぎたらクリスマスケーキのたとえで売れ残りと言われてたんですよね。  昭和はモラルのない時代だったからそんな女性蔑視なことを言えた、だけではなく、昭和の人は男も女も

      • 【ミシェル・ルグラン】おもいでの夏

        1992年3月23日。 「朝、えとせとらレコードに行ったとき、ミシェル・ルグラン「おもいでの夏」サントラ買う」  ミシェル・ルグランのサントラをよく買ってる時期ですね。  これはこの2か月前にレンタルビデオで見て、それ以降、私に深く刻まれた1本となった映画です。  私が大好きな「年上女性への憧れと童貞喪失と別れ」というジャンルがあるんですけど(そんなことを原稿などでわざわざ文字にしてるのは私くらいですけど)、その中でもとりわけの1本。  そしてミシェル・ルグランの中でもとり

        • 【高橋幸宏】...ONLY WHEN I LAUGH

          1992年3月19日。 「「泣かないで」の原題「ONLY WHEN I LAUGH」は、高橋幸宏がアルバムタイトルにしてた」  これ正確にはこのとき、大好きなニール・サイモン原作「泣かないで」という映画を見たときの日記で、このアルバムを聴いたのはもっと前です。  日記には断定で書いてますけど、幸宏さんはこの映画からアルバムタイトルをつけたで間違いないですよね?  1曲目「WEEKEND」MVが公式にありました。  これ「ONCE A FOOL」などでも書きましたけど

        マガジン

        • 忘却レコードショップ90年代ベスト
          34本
        • 忘却タウンガイド10年代ベスト
          4本
        • 忘却タウンガイド00年代ベスト
          86本
        • 忘却タウンガイド 90年代ベスト
          74本

        記事

          【ミシェル・ルグラン】シェルブールの雨傘

          1992年3月18日。 「えとせとらレコード行ったとき、「シェルブールの雨傘」当時の日本版サントラを見つけて買う。1,500円」  前項の歌謡曲特集で伺ったときですね。  「ロシュフォールの恋人たち」のほうがどうしても繰り返し聴いてしまって、こちらはレコードラックに刺さったままでした。そのうち聴き直します。

          【ミシェル・ルグラン】シェルブールの雨傘

          【倉田まり子】HOW!ワンダフル

          1992年3月13日。 「友人宅へ。手土産持参で、借りてた歌謡曲EP戻し。夜、またしても終電まで歌謡曲特集作業。倉田まり子「HOW!ワンダフル」がいい(笑)。♪男がいて女がいて恋ができるの~」  勤めてた月刊誌で古い歌謡曲の特集をやることになって、新人おつかい係の私は、あっちこちでシングル盤のジャケ探しに奔走してました。  いまみたいにネット漁れば出てくる時代ではないので、蒲田の中古レコードショップ「えとせとらレコード」に借りに行ったり、上記日記のようにDJやってて歌謡曲も

          【森口博子】ETERNAL WIND

          1992年3月10日。 「友人宅でダビングした、森口博子「ETERNAL WIND」ばかり聴いてる」  以下忘却映画館に書いてますけど、熱狂的なガンダムファンでしたけど、Zガンダムくらいからはもう記憶も薄れ、これが主題歌の「F91」くらいを最後に見なくなってしまいました。  でもこの曲は永遠に好きだなあ。いつも森口博子さんの声で泣けてきます。

          【岡田徹】海辺の名人

          1992年2月18日。 「編集部に届いた岡田徹「海辺の名人」サンプルもらう」  ムーンライダーズの岡田徹さんのインストソロです。  本当に残念なことに2023年に亡くなられてしまいました。  その後に出た鈴木慶一さんの自伝で、慶一さんは岡田さんを「バンドの方向性の舵取りをしていた」「ムーンライダーズのリーダー」と称して、「中核を成す曲を作ってくれるので、我々は変な曲に行けるわけだ」と語っていらっしゃいます。  これはファンも納得のお言葉で、デビューから何十年に渡って

          【フランク・デ・ボル】特攻大作戦

          1992年2月13日 「銀座で、フランク・デ・ボル「特攻大作戦」サントラ買う」  ジャケ買いです。たぶん聴いたのも一度くらいかな。

          【Tokyo’s Coolest Combo】

          1992年2月13日。 「小西康陽のTokyo’s Coolest Comboが3枚同時リリース。とりあえず1枚買う」  小西康陽さんプロデュースの、ラウンジミュージックのようなインスト作品集だったのですが、検索も中古レコード店のものくらいしか出てこないし、そもそも小西康陽さんのウィキにも書いてないのはなぜなのだろう。  「クール・クラブ・シネマテーク」「クール・クラブ・ソングブック」「クール・クラブ・カレンダー」の3枚でした。私は1枚目だけいまも持ってます。  2枚目

          【ハーバース・ビザール】シークレット・ライフ

          1992年1月25日。 「御茶ノ水でハーバース・ビザールの3枚目のCD「THE SECRET LIFE OF HARPERS BIZARRE」買う」  これも小西康陽さんリコメンドものの1枚だったと思います。  ビーチ・ボーイズ「ペットサウンズ」に近いものを感じたんですけど、門外漢はこのくらいにしておきましょう。  聴き直してみて、うん、確かに90年代のロジャー・ニコルズを代表とするあのサウンドだなという感じです。  日曜日の昼下がりに聴きたくなる音。  再結成版のほ

          【ハーバース・ビザール】シークレット・ライフ

          【マルチェロが微笑んだ日】

          1992年1月23日。 「「マルチェロが微笑んだ日」なるサンプルテープもらう」  まったく記憶なく、でもタイトルから間違いなくマルチェロ・マストロヤンニ主演映画のテーマ曲集だろうと推測したら、やはりそのとおりでした。

          【ミシェル・ルグラン】ルグラン・ジャズ

          1992年1月22日。 「自分用にミシェル・ルグラン「ルグラン・ジャズ」買う」  ミシェル・ルグランは大好きですけど、そういえばこのCDはあんまり聴かなかったなあ。

          【ミシェル・ルグラン】ルグラン・ジャズ

          【ヘンリー・マンシーニ】ティファニーで朝食を

          1992年1月22日。 「女友達の誕生日プレゼントで、「ティファニーで朝食を」のサントラ買って送る」  もう「友達にレコード贈る」とか「彼女にレコード貸したまま別れてしまった」なんてエピソードはなくなってしまったんですね。少し寂しい気もしますが、それぞれの時代にはそれぞれの青春がある。そんな風にも思います。ではお聴きください。オードリー・ヘプバーンで「ムーンリバー」。  何をラジオDJやってるのだ私は。

          【ヘンリー・マンシーニ】ティファニーで朝食を

          【GIRL GIRL GIRL】

          1991年12月14日。 「小西康陽他「ガール・ガール・ガール」聴く」  ジャケにありますが、小西康陽さん、窪田晴男さん、桜井鉄太郎さんのプロジェクトなんですけど、申し訳ないですけど記憶になく。  この3人のラジオ番組「ガール・ガール・ガール」発とのことなんですが、小西さんのウィキにも記述はなく。

          【水原明子】セーリング・フライ

          1991年12月10日。 「神保町でEP買った、イデオン劇場版テーマソング、水原明子「セーリング・フライ」ばかり聴いてる。♪忍び恋のようにスペースラナウェイ」 12月26日「友人からイデオン映画版サントラのテープ届く」  テレビシリーズのサントラについては以下に書いてますけど、今度は劇場版。  もちろん公開当時にも聴いていたんですけど、10年経っての再ブーム。  すぎやまこういち先生の楽曲もですが(アレンジ超かっこいい!)、やはり今回も富野監督の作詞家としてのすごさを見