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【忘却度0%】アウトレイジ最終章

2017年7月19日、15:30ワーナー試写室。
 
 見終わって帰宅して、すぐに映画誌の連載に原稿書いてますね。以下少し抜粋します。
 
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 「ときどき「ソナチネ」っぽさを感じるのが、北野映画ファンとしては嬉しいかぎりでした。
 たけしさんの舎弟として、ずっと行動をともにする大森南朋さんは、柄シャツと陽気さとたけしさんからの気に入られ具合が、「ソナチネ」の勝村政信さんの役を彷彿とさせます。
 予告編にも出てくる、その2人の襲撃シーンは、「ソナチネ」のラスト近く、直接描かなかったホテル襲撃シーンが、実際はこうだったのかもと思わせてもくれます。
 そして前述したとおり、派手な銃撃や罵声はあるけど、どこか静謐なトーンに包まれているのも、(前2作にはなかった海や空のブルーの描写の多さとあいまって)「ソナチネ感」が漂っているように思えて、勝手に嬉しくなっていた私でした」
 
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<ネットで調べてみる>
 
 上記原稿ではもちろん書けませんでしたけど、襲撃シーン、正直に言えば何が起こってるかあえて見せなかった「ソナチネ」のほうが好きです。
 
 舐めてねえよバカヤロー!
 本作で好きな台詞。よく考えると変な台詞なんですよね。「舐めてるよバカヤロー」ではなく、「舐めてませんよ」と誤解を解いての(?)「バカヤロー」。
 
 あと気になることを言うと、ピエール瀧さん(当時50歳くらい)の舎弟の「若い半グレ」が原田泰造さん(当時47歳くらい)ということですかね。
 それ言い出すと、「龍三と七人の子分たち」で安田顕さんの愛人が萬田久子さんという例もありますし、まさに昨今では「首」のたけしさん自身の豊臣秀吉という例もあります。
 年齢設定がときどきバグる北野映画。

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