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忘却映画館 10年代ベスト

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忘却映画館 10年代ベスト
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【忘却度40%】聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア

2017年12月30日、サンプルDVD。  日記には「すごいし、どうかしてるし」。  我ながら、この映画を端的に表現してると思います。  ラストのぐるぐる回って銃撃つのとか、最高に怖いのに笑いそうになるし、どうかしてます。 <ネットで調べてみる>  なぜかこれと、この2か月後に見る「ザ・スクエア 思いやりの聖域」の2本を、 私はセットでいつも思い浮かべます。

【忘却度50%】パディントン

2017年12月25日。  まさかの超傑作でした。  パディントンと一家の心温まるファミリー映画かと思いきやとんでもない、話も描写もアクション(あります)も文句なしなのでした。 <ネットで調べてみる>  この手のだと「ピーター・ラビット」も楽しいですけど、私はパディントン派です。  パディントン2も文句なしの面白さ。  予告、この歌手の方は悪くないんですけど、「日本版主題歌」って見る気をなくさせるだけなのでいいかげんにやめてほしい。  私もたまたまテレビ放送で見た

【忘却度80%】ある愛の詩

2017年9月5日。  たぶん子供のころにも見てたような気がします。  アリ・マッグロー。ものすごく有名な映画でしたけど(フランシス・レイのテーマも誰でも知ってた)、いまの人はそれ知ってるのかな。 <ネットで調べてみる>  私自身、いちばん大事な女性がこの映画のヒロインと同じ病気になってしまった過去があるので、見るのがつらかったところはあります。  主人公はラスト、2人の思い出のスケートリンクを見つめて終わりますが、かつて一緒に行った場所に、少しでも愛した人の何か

【忘却度60%】あなた、そこにいてくれますか

2017年8月14日、サンプルDVD。  この映画にはいろいろ思うことがありまして。  大人になった自分がタイムスリップして過去の自分に会い、悲劇的な未来を変えていくというのがなおおまかなあらすじです。  話は変わりまして、この前年、私が発表した小説が、「愛する人を亡くした男が、年に一度過去にタイムスリップして、(姿は見えてないけど)過去の自分とともに、その女の子を子供のころから見守る」という設定でした。  この映画にちょっと似てますが、まあそれほど合致する点はありま

【忘却度0%】アウトレイジ最終章

2017年7月19日、15:30ワーナー試写室。  見終わって帰宅して、すぐに映画誌の連載に原稿書いてますね。以下少し抜粋します。 ****  「ときどき「ソナチネ」っぽさを感じるのが、北野映画ファンとしては嬉しいかぎりでした。  たけしさんの舎弟として、ずっと行動をともにする大森南朋さんは、柄シャツと陽気さとたけしさんからの気に入られ具合が、「ソナチネ」の勝村政信さんの役を彷彿とさせます。  予告編にも出てくる、その2人の襲撃シーンは、「ソナチネ」のラスト近く、

【忘却度40%】ワンダーウーマン

2017年6月30日。  ガル・ガドットがこのときもいまも、世界一美しいと私は思っております。  マーベルもDCもスーパーヒーローものにそれほどそそられない私ですが、ガル・ガドットには最初から最後までそそられました。最高。 <ネットで調べてみる>  お美しい。  国籍は違いますけど、モニカ・ベルッチ系ですよね。  20代の「ワイルド・スピード」シリーズのころよりも、30代のほうがより美しいし可愛いしエロいし素敵だしで文句なしです。

【忘却度30%】ライフ

2017年6月13日、サンプルDVD。  これ面白いんですよ。  6人くらいのクルーの宇宙船で研究してる細菌(?)みたいなのが、やがてジェイク・ギレンホールたち乗組員たちを襲うという話。  そのうちの一人が真田広之さんなので、(私はとくに)「サンシャイン2057」とごっちゃになりそうなところですけど、こっちが好きなのでめずらしくちゃんと覚えてます。 <ネットで調べてみる>  ちなみにライアン・レイノルズ、初っ端に退場します。ネタバレ。  ラストもお見事。こちらは

【忘却度40%】ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

2017年5月24日。  スター・ウォーズのファンではない私なので、ファンの方の異論は当然あるのも承知してますが、私がいちばん好きなスター・ウォーズはこれです。  スター・ウォーズ関係なくても、1本の映画として好き。  ドニー・イェンの無双っぷり&泣かせっぷりですよ。 <ネットで調べてみる>  ヒロインの父マッツ・ミケルセンがデススターの設計をさせられて、みたいな出だしを忘れてました。  もういっかい見よっと。

【忘却度20%】エル ELLE

2017年5月20日、サンプルDVD。  バーホーベン最高。イザベル・ユペール最高。  たぶんこの年の1位でしたね。1位は言い過ぎかな。  これもすぐに映画誌の連載に原稿書いたんですが、この年の8月までパソコンのデータが全部飛んじゃって残ってなくて残念。  イザベル・ユペールがレイプされるところから始まるのですが、そこからのあらすじは、たぶん読んでもよくわからないと思います。複雑なのではなく、理解はできますが、イザベル・ユペールの行動が不可解で。 <ネットで調べてみ

【忘却度40%】ローガン

2017年5月10日。  アメコミものは基本、あんまりのれない私ですが、これは大名作でした。  「レオン」でもあり、「グラン・トリノ」でもありでした。  チャールズ・エグゼビアがボケてて、(シャレでなく本当に老眼の)ローガンに老老介護されてるって、ヒーローものでそんな設定から始めていいんだという驚き。 <ネットで調べてみる>  本編もちろん泣きましたけど、予告編だけでも泣けます。  自分自身が老いてきて、人生の終わりが見え始めたときに見たので、より染みました。

【忘却度70%】ジョン・ウィック:チャプター2

2017年4月22日、サンプルDVD。  日記には「さっそく映画誌連載で原稿」と書いてあります。  みんな大好きジョン・ウィック。  でも、世界中の殺し屋に狙われることになるということは覚えてるのですが、そこまでの展開はけっこう忘れてしまってます。  予告見れば思い出しますが。 <ネットで調べてみる>  その映画誌で書いて、公式にも引用されたのが、「この調子だと、あと何作かで、世界中のマフィア組織は全部なくなる」でした。  予告でかなり記憶は戻りました。  ジ

【忘却度40%】パトリオット・デイ

2017年3月20日、サンプルDVD。  ピーター・バーグ監督とマーク・ウォルバーグのコンビの中では私はこれがいちばん好きです。  見てすぐに映画誌の連載にも原稿書きました。  ボストンマラソンのテロ事件の犯人を追い詰めていく話なのですが、スーパーヒーローな警官が活躍するのではなく、ちゃんと各所が働いてるのがいい(ちょっと「シン・ゴジラ」感もあります)。  最後もマーク・ウォルバーグが犯人を見つけるけど、格闘の末に逮捕したりするのでなく、ちゃんと現場に踏み込む警官

【忘却度30%】皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

2017年2月7日、サンプルDVD。  イタリア映画。これは面白いです。  うだつのあがらない中年男が、何か放射能的な液体を浴びてしまって超人的なパワーを身につけてしまうという話。  永井豪先生原作のアニメ「鋼鉄ジーグ」に憧れる少女が出てきたり、同じく超人パワーを手にしたライバルが出てきたり、アクションも話もとにかく「拾い物」でした。 <ネットで調べてみる>  胸熱という言葉はあまり好きではないですけど、ポスターの言うとおり、胸熱です。

【忘却度10%】ラ・ラ・ランド

2017年1月5日、18:00ギャガ試写室(外苑前移転後は初)。  私が何か語ることもない有名作品ですね。  オープニングから試写室で多幸感に震えました。そして後に、楽譜探してオープニング曲をキーボードで練習しました。  いまの私にできたのは、前奏を片手で弾くまででしたが。  なぜかとても好きなのがラストのミュージカルシーンの冒頭、腕をあげて2人を招き入れるJ・K・シモンズ。 <ネットで調べてみる>  ゴールデングローブ賞公式のこの映画のパロディビデオ(いきなりニ