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忘却映画館 90年代ベスト

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忘却映画館 90年代ベスト
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【忘却度10%】ブレア・ウィッチ・プロジェクト

1999年11月25日、14:00イマジカ試写室での試写で鑑賞。  これはいろんな意味で衝撃でしたね。超低予算の大ヒットとか、ホームビデオ画像で見せきってしまう発明とか、実際に怖いものが映らないホラーとか。  このころからあったのか、この後にできた言葉かわかりませんが、「POV」映画の先駆けでもあったんじゃないでしょうか。  そういう意味でも映画史に残る1本だと思います。  ちなみにこのイマジカでの試写のとき、途中で本当にフィルムが止まるトラブルがあったのですが、私、

【忘却度10%】オースティン・パワーズ

1999年11月19日、レンタルビデオで再見。  初見は1998年3月11日、松竹試写室の試写で。日記には「試写室が映画秘宝チームばっかり(笑)」と書いてます。  この映画はものすごく仕事したなあ。いろんな雑誌で特集作ったりレビュー書いたり。そのためにサンプルビデオ取り寄せて、何度繰り返しみたことか。個人的にサントラCD買ったりもしました。  まあ映画に関していまさら語ることはないですね。 <ポスターを見てみよう>  そして1年半後のこの日は、恵比寿ガーデンプレイス

【忘却度80%】ビッグ・ダディ

1999年11月15日、13:30ヤマハホールの試写で鑑賞。  アダム・サンドラーが、小さな子を預かる羽目になって、というコメディ。ポスターは2人で立ちションしてるビジュアル。  これ、私、劇場パンフレットにレビュー(エッセイ)を頼まれて書いてるんですよね。  なのに設定は覚えてるのに、展開自体はなんにも覚えてなくて、当時の原稿料をお返ししたいくらいです。嘘です。 <ポスターを見てみよう>  ここまでは覚えてるんですけどね。  同じような設定のヒュー・グラントの「

【忘却度0%】ファイト・クラブ

1999年10月19日、19:40マリオン日劇の試写で鑑賞。  みんな大好きファイト・クラブ。私も何回見たかな。 <ポスターを見てみよう>  吹き替えの山寺宏一さんの「ファイト・クラブ、ルールその1。ファイト・クラブのことは喋るな。ファイト・クラブルールその2。ファイト・クラブのことは絶対に喋るな」も超かっこいいんですよね。 <ネットで調べてみる>  最近復刊しましたが、その前からチャック・パラニュークの原作も読んでます。  私、「ファイト・クラブ」のフォーマット

【忘却度20%】シュリ

1999年10月15日、18:00シネカノン試写室で鑑賞。  あらゆる韓流ブームの原点と言ってもいいんじゃないでしょうか。  最初に見たときは衝撃だったなあ。香港アクションとも違う、「アジア人がハリウッドアクションみたいなことを平然とやってる!」という驚き。 <ポスターを見てみよう>  そしてここから韓国映画の快進撃が始まったわけです。  私も韓流ドラマとK-POPはいまだにハマらないけど、日本で公開になる韓国映画はかなりの率で追っかけてるもんなあ。チェ・ミンシクと

【忘却度70%】バレット・バレエ

1999年10月12日、18:30新橋徳間ホールの試写で鑑賞。  舞台挨拶付きの試写だったようです。  このころは塚本晋也監督の新作といだけでわくわくしてたなあ。本作と「東京フィスト」と「六月の蛇」とか(順番忘れちゃいましたが)。 <ポスターを見てみよう>  中村達也さんの俳優デビュー作でした。 <ネットで調べてみる>  この年、「双生児」もあって本作もあってだったんですね。そして2作ともで私、塚本監督に雑誌でインタビューさせていただいております。

【忘却度10%】シックス・センス

1999年9月20日、15:30東宝東和試写室で鑑賞。  やっと忘却度100%地獄から抜け出せました。  とはいえ、いまさら何か語ることもない有名作ですが。  試写後の会場、皆無言だけど「おお…」という空気になったのをいまでも覚えてるなあ。 <ポスターを見てみよう>  映画の冒頭、なぜかシャマランでもなくプロデューサーでもなく、ブルース・ウィリスから「結末は決して人に教えないでください」的なテロップが入るんですよね。(あれ、マスコミ試写だけじゃないですよね?) <

【忘却度90%】ヘンリー・フール

1999年9月1日、18:00シネカノン試写室で鑑賞。  困ったことになりました。  私、この映画の劇場パンフレットにレビューを頼まれて、原稿書いてるんですね。なのに、記憶が。  原稿には、才能がありそうに見えた主人公が、実はほんとうに才能がなかったという現実を、そのまま写し出してるみたいなことを書いたと思うんですよ。この言葉は使ったか使ってないか忘れましたが、ハル・ハートリー残酷だなと。  個人的には、大学時代大きなことばっかり言ってて結局何の表現にもたどり着かなか

【忘却度40%】月光の囁き

1999年8月29日、サンプルビデオで鑑賞。  前項で書きましたが、塩田明彦監督。原作は喜国雅彦さんの漫画。  恋人同士の高校生男女。しかし男の子はMで、それを知った女も、気持ち悪いと思いつつもSに目覚めて男を責めていく女の子の話。  靴下愛でたり踏まれたりの(SMというか)足へのフェチが漫画では肝なわけですが、映画もそれが生々しくていいんですよね。 <ポスターを見てみよう>  つぐみさんだ。可愛かったしエロかったし。  この翌月、ときどきインタビューページを担当

【忘却度0%】ノッティングヒルの恋人

1999年8月2日、15:30六本木ギャガ試写室で鑑賞。  出ました。ラブコメ最高傑作。  そして後に私が、(映画マニアほど馬鹿にして誰もやらないから)ラブコメ映画評論家となって、そんな本まで出すようになるきっかけとなった映画。ヒュー・グラントを「おヒュー」と呼び、男優偏愛を語る映画誌の連載を15年以上続けることになるきっかけとなった映画。  ジュリア・ロバーツとメグ・ライアンの二強時代だった90年代ラブコメが、00年代のヒュー・グラント時代へと移行する記念碑的作品でも

【忘却度40%】アイズ ワイド シャット

1999年7月15日、東京国際フォーラムでの披露試写で鑑賞。  トム・クルーズと二コール・キッドマンの舞台挨拶ありの試写でした。  キューブリックの遺作。トム・クルーズが仮面パーティみたいなのに行ったり、二コール・キッドマンの浮気を疑ったりなんですが、正直に言えば拍子抜けでした。  仮面パーティのシーンがありがちすぎることと、セックスの話や描写が「そんなもん?」というくらい、普通というかよく見たり聞いたりする範囲のものでしかなかったので。 <ポスターを見てみよう>

【忘却度30%】オースティン・パワーズ・デラックス

1999年7月2日、サンプルビデオで鑑賞。  当時、これほど見るのを楽しみにしてた映画もなかったなあ。  一緒に台本も送られてきて、ポパイ誌の特集や他の雑誌でも編集や執筆をしてました。それもあり、この日から同月22日の披露試写まで、10回は見てます。  第3作(ゴールドメンバー)はもうぐだぐだになるんですが、この2作目はなんとかキープ。とはいえ、ミニミーのくだりとか、ドークターイーブルの小ネタ連発と呆れた息子のツッコミのくだりとか、まあまあ笑いも間も悪いところがいくつも

【忘却度10%】マトリックス

1999年6月24日、19:30渋谷パンテオンでの試写で鑑賞。  マトリックスはさすがの私でも忘れようがなく。  リアルタイムで見られてよかった。「おお、新しい映画だ!」っていう感触はこの映画はトップクラスでしたから。 <ポスターを見てみよう>  はい、マトリックスです。 <ネットで調べてみる>  そういえば当時、緑の字がバラバラ出てくるのは、当然「攻殻機動隊」を思い出しましたが、緑の字以外にも似てる箇所はいっぱいあったんですね(という検証動画が出てきました)。で

【忘却度40%】オープン・ユア・アイズ

1999年5月20日、13:00京橋メディアボックス試写室で鑑賞。  これは面白かった。って、けっこう忘れてるけど。  スペイン映画で、後にトム・クルーズ「バニラ・スカイ」としてリメイクもされてるので、記憶もまあまあ補完されてます。  ポスターに東京国際映画祭グランプリとか書いてあったことも記憶あり。 <ポスターを見てみよう>  アレハンドロ・アメナーバレの名前が出ませんでした。  ペネロペ・クルスだったことを忘れてました。「バニラ・スカイ」でも同じ役なのに。