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【忘却度50%】バーナード・ショー「ピグマリオン」

2013年11月29日。
 
 この2日前の日記「官能小説次作、エデュケーションシリーズのラストのモチーフはピグマリオン効果がふさわしいと思いつく」。
 
 そしてこの日の日記「バーナード・ショー「ピグマリオン」が、11月20日に新装文庫で偶然出てて買う。小説書いてると、よくこういう「引き寄せ」がある」。
 
 「ピグマリオン」はオードリー・ヘプバーンの映画「マイ・フェア・レディ」の原作です。

<ネットで調べてみる>

  「マイ・フェア・レディ」は若いころには何も思わなかった映画ですけど、大人になってからすごい影響を受けました。
 
 影響を受けたというか、私が書いていた小説のシリーズは、主従関係や、年上の男と年下の女の「教育」をモチーフにしたものが多かったんですが、あるときふと、それって「マイ・フェア・レディ」じゃないかと気づいたのでした。
 
 右も左もわからない女を「仕立てて」いく、金と学と経験がある大人の男。しかし成長した女はやがて男を超えていく(映画では女は戻ってきますが、原作では出ていったきりです)。
 私が無意識によく使っていたフォートマットでした。
 
 まあ「マイ・フェア・レディ」をSM的に捉えてるのも私くらいでしょうけど。
 「マイ・フェア・レディ」の裏版が、「ラストタンゴ・イン・パリ」「エレジー」「17歳の肖像」などだとも思ってます。
 
 ちなみにこの5年前に発表した私の連作小説集の中の1篇のタイトルは、「マイ・フェア・レディ」の最後のヒギンズ教授の台詞、「私のスリッパはどこなんだ?」でした。

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