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忘却図書館 10年代ベスト

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【忘却度50%】一橋文哉「モンスター 尼崎連続殺人事件の真実」

2016年11月25日。  北九州監禁連続殺人事件に続き、こちらもとんでもない事件。  主犯の女と彼女の手下と10数人の被害者の相関図を見るだけでもめまいがするくらいで、当時ネットに「サザエさん一家にたとえるとわかりやすい」という書き込みが拡散されてたほどでした。 <ネットで調べてみる>  個人的には、主犯の女を裏で操っていたヤクザの男が、北九州事件のやり口を詳細に「参考」にしてたというくだりに驚きました。

【忘却度30%】伊集院静「いねむり先生」

2011年5月13日。  伊集院静先生はまったく読まずにきてました。  しかし私の大事な人の、伊集院先生にお会いしたときの(案の定)かっこいいエピソードを聞いてたのと、色川武大(阿佐田哲也)先生のことを書いた小説と知って購入しました。  愛する女性(夏目雅子さん)を亡くして失意の主人公(伊集院先生)が、ナルコプレシーの師匠(色川武大先生)と地方競輪をまわったりしながら、次第に立ち直っていく話。  数年後、藤原竜也さんと西田敏行さんのスペシャルドラマがあってそれも見てお

【忘却度70%】一色伸幸「うつから帰って参りました」

2010年2月23日。  そして2冊目がこの本。  当時の日記にこうあります。 「息子のサッカー見送りと迎えの間に、エアロバイクしながら、今日買った一色伸幸「うつから帰って参りました」読む。いい本だった。いまの自分にきっと必要だったのだろう」  1年間ただ鬱々としてましたけど、「中年クライシス」や本書を読んだりして、エアロバイクで少しでも体動かしてみようと思ったりと、ちょっとだけ前向きになろうとしてたのかもしれません。 <ネットで調べてみる>  いまだとわかるんで