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忘却図書館 10年代ベスト

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忘却図書館 10年代ベスト
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【忘却度70%】高橋文子「消滅 空の帝国 パンナムの興亡」

2016年10月6日。  世界でいちばん有名な航空会社がいかに倒産へと至ったかの良質なルポでした。 <ネットで調べてみる>  ちなみにこのころ、マーゴット・ロビーやクリスチーナ・リッチが出てたアメリカのドラマシリーズ「PAN AM/パンナム」(2011年)のDVD7枚組を買って見てたりしてました。  パンナム漬け。

【忘却度70%】クリスティン・R・ヤノ「パン・アメリカン航空と日系二世スチュワーデス」

2016年10月2日。  これまでも書いてきましたが、「70年代飛行機文化」+「70年代洋画吹替」+「70年代東京文化・ファッション・インテリア」小説の参考です。 (書き上げておりますが、いまだ未発表。ご興味ある関係者のご連絡をお待ちしております)  タイトルどおりですけど、当時の日系二世スチュワーデスの仕事から採用から興味深いエピソードがたっぷり載ってます。  私の小説に直接的に引用するものなどはないですが、ヒロインの(登場しない)母親はパンナムのスチュワーデスとい

【忘却度60%】帆足孝治「パン・アメリカン航空物語」

2015年6月29日。  2008年の段階でも「Airline Design」「Stewardess」などに夢中になっていましたが、このころから再び、「70年代の飛行機文化」に思いをめぐらせるようになります。  私にとっては小学生のころなのですが、まだまだ海外旅行など庶民には夢だった時代、航空会社のCMに見知らぬ外国に憧れ、「アップダウンクイズ」で行くハワイ旅行を夢見て、外国映画を何パーセントか観光気分で見てたころ。  そんな憧れの象徴がパンナムだったような気がしま

【忘却度60%】ドナルド・グロップマン「ハレー彗星フィーバー」

2014年6月12日。  書くのは別の1作の後になるのですが、後にハレー彗星をモチーフにした小説を書きます。発売はこの3年後。  というわけでここからハレー勉強の開始です。 <ネットで調べてみる>  何が悔しいって本だけでなくいろんな資料で勉強して、小説になる前にそれを文書でまとめてたりしたんですが、この後の2015年と2016年の(文書だけでなく写真など)パソコンがクラッシュして全データ飛んじゃったこと。  いまさらっとハレー彗星うんちくのひとつでも披露しようとし

【忘却度60%】カール・セーガン「ハレー彗星」

2014年6月13日。  前項に続きハレー彗星研究。  そういえば私たちの世代は当然のようにハレー彗星という名前を知ってますけど、いまの人は知らないかも。  76年周期で太陽をまわる彗星で、近いところだと1986年に地球に最接近しました。時代によって肉眼でも大きく見えるときもあったらしいんですが、86年のときは残念ながらほぼ見えず。  そのかわりに各国は撮影のための衛星を打ち上げて、それは「ハレー艦隊」と呼ばれたりしてました。  次に来るのは2061年。私は死んでます。

【忘却度80%】ナイジェル・コールダー「ハレー彗星がやってくる!」

2014年6月13日。  ハレー彗星3冊目。ちなみにこの3冊、86年の最接近のころに出た本でこのころでも充分古本でした。でもこの時期にハレー彗星の本を買い集めてたのは私くらいだったでしょうね。  ちなみに私の小説は、86年もプロローグに出てくるのですが、メインは1910年が舞台となってます。  史実とフィクション、モデルになった実在の人物など、自分的にはうまく組み合わさった好きな話なんですけど、これっぽっちも売れなかったなあ。 <ネットで調べてみる>  古代から近代

【忘却度60%】「バックギャモン・ブック」

2014年10月19日。  この少し前の日記から抜粋します。  9月30日。「この数ヶ月ぼんやり考えてた「タイムスリップ」と「メロドラマ」の小説のプロットが一気に浮かぶ。ノートに書き込み」  10月16日。「ずっと取りかかれずの、仮題「メロドラマ」の出だし、バックギャモンの説明を手書きで書く」  2016年に発売したタイムトラベル恋愛物語(私自身が自作でいちばん好きな本です)で、主人公の2人はよくバックギャモンというボードゲームで遊んでるという設定にしたのでした。  

【忘却度70%】手塚治虫「ばるぼら」

2013年1月19日。  小説家がミューズに出会う話。  若いときは芸術家における「ミューズ」というのを、どこかで小馬鹿にしてました。おっさんが若い女と、という関係性からして若い男には「敵」ですし、女にその存在以上の価値を無理に見出してるようにも思えてたからです。  「ばるぼら」も10代で読んだらきっとそんな風に主人公を笑ったことでしょう。  若さは馬鹿さ。  大人になってから読んでよかった。  そんな風に生意気にも思っていた私も、ちゃんとミューズに出会い、その存在のおか