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忘却図書館 10年代ベスト

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#忘却度80

【忘却度80%】日本の天文学の百年

2015年1月5日。  この前年に「ハレー彗星フィーバー」「ハレー彗星」「ハレー彗星がやってくる!」と、ハレー彗星勉強をしてましたけど、(タイムトラベル恋愛小説も書き終わって)、いよいよハレー彗星小説に取りかかります。  この前日には偶然にも、カール・セーガン原作の映画「コンタクト」をテレビでやってたりして、やはり「小説執筆時の偶然」だなあと思いつつの、届いた本書。 <ネットで調べてみる>  これ大判で分厚いんです。値段も高かった。  でもこの「100年」の中で

【忘却度80%】ナイジェル・コールダー「ハレー彗星がやってくる!」

2014年6月13日。  ハレー彗星3冊目。ちなみにこの3冊、86年の最接近のころに出た本でこのころでも充分古本でした。でもこの時期にハレー彗星の本を買い集めてたのは私くらいだったでしょうね。  ちなみに私の小説は、86年もプロローグに出てくるのですが、メインは1910年が舞台となってます。  史実とフィクション、モデルになった実在の人物など、自分的にはうまく組み合わさった好きな話なんですけど、これっぽっちも売れなかったなあ。 <ネットで調べてみる>  古代から近代

【忘却度80%】ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界」

2014年12月5日。  世界的ベストセラーですから。  と、えらそうに書いてますけどこのときが初読。読んだ理由は前項「モモ」に。  逆に私は、2000年に試写で本作の映画化作品を見てるのですが、それは「ノルウェーで映画化されたが、日本を含む一部の外国で公開されただけ」で、DVDも絶版というやつです。すごく貴重な体験だったかも。  でもこれ、すごく面白かったんですけどね。普通に主人公が本当は何者だったのかという仕掛けに、「おお〜」と声が出ました。  というドラマ部分で

【忘却度80%】吉行淳之介「夕暮まで」

2011年12月8日。  初の吉行淳之介先生。  日記によると「なんかいまこの気分かなと」買ったようです。どんな気分だ。  中年男と若い女の本番以外の不倫関係。  このときエッセイなどでも書いたんですが、檀一雄先生「火宅の人」とか本書とか、きっと若いときには難しく感じる話だと思うんですけど、年をとるとあまりにもあっさりと腑に落ちました。  でももろもろ忘れてるなあ。 <ネットで調べてみる>  「若い男女のパーティに、幾人かの中年男が招かれる。その一人、佐々は会場で2

【忘却度80%】六田登「海が鳴く時」

2013年5月17日。  これは若いころからのモヤモヤが解消された1冊でした。  六田登先生といえば、私には中学生のときに見てたバスケアニメの「ダッシュ勝平」。田中真弓さん(勝平)の、ぷかぷか空中に浮かんでのシュート「あ、よいしょっ」の声マネもよくしてました。  あるとき、そんな六田登先生のものすごくシリアスな漫画をたまたま読んで、しかも激しいセックスシーンとかもあって、「ダッシュ勝平」しか知らなかったもので(不勉強ですいません)かなり驚きました。  それから時は

【忘却度80%】木村由美子「一生懸命 木村拓也 決してあなたを忘れない」

2010年8月27日。  前にも書きましたが、いまヤクルトスワローズのファンクラブに入って神宮球場に通ってる私ですけど、昔は巨人ファンでした。  巨人ファンをやめたのは、そもそも東京ドームが嫌いだったのと(神宮球場が好きというのが大きいかも)、川相昌弘、仁志敏久、木村拓也という三大好きな選手が移籍したり引退したからでした。  いまでも、木村拓也選手のことを考えると自然と涙が出てきます。  広島カープから移籍してくれた、投手以外どこでも守れるユーティリティプレイヤー。  と