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忘却図書館 10年代ベスト

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2022年10月の記事一覧

【忘却度10%】「西原理恵子の人生画力対決」

2010年3月21日。  これも「毎日かあさん」などと並んで、西原理恵子先生の大好きなシリーズ。この後も8巻まで全部買い続けてます。  前に浦沢直樹先生「MONSTER」のところでも触れてます。  全部が最高です。松本零士先生に謝罪に出向くくだりも、ちばてつや先生に会場が涙するくだりも、江口寿史先生が酩酊するくだりも、萩尾望都先生がご登場するくだりも。 <ネットで調べてみる>  第1回がしりあがり寿先生というのがまたすばらしい。  このシリーズはいつどの巻を手に取

【忘却度30%】向田邦子「阿修羅のごとく」

2010年3月1日。  そして大好きな「阿修羅のごとく」。  テレビドラマは、決めシーンでやたら耳につくトルコ軍楽(バグパイプ?みたいな音色)が流れるんですよね。  加藤治子さんの元に、不倫相手の妻が押しかけてきて拳銃をつきつけられ、でも水鉄砲だったくだりとか好きでした。  でもやっぱりいちばんの名シーンは、緒形拳さんが工事現場近くのうるさいところから公衆電話で、愛人に「いまから行く」みたいなことを言ってると、間違えて家にかけてて妻の八千草薫さんが聞いてたくだり。  

【忘却度70%】一色伸幸「うつから帰って参りました」

2010年2月23日。  そして2冊目がこの本。  当時の日記にこうあります。 「息子のサッカー見送りと迎えの間に、エアロバイクしながら、今日買った一色伸幸「うつから帰って参りました」読む。いい本だった。いまの自分にきっと必要だったのだろう」  1年間ただ鬱々としてましたけど、「中年クライシス」や本書を読んだりして、エアロバイクで少しでも体動かしてみようと思ったりと、ちょっとだけ前向きになろうとしてたのかもしれません。 <ネットで調べてみる>  いまだとわかるんで