ポケモンやばい

ポケットモンスター、略してポケモン

僕のポケモンの思い出は、「ポケットモンスター金銀」である。
ホウオウとかルギア、が出てくるやつだ。

ふと、なんとなくポケモンの事を思い出して、ちょっと考えてみたのだけれど、ポケモンの世界ってどうなっているんだろう。頭おかしくないか?と思考の沼にハマってしまったので、誰か助けてほしい。

野生のポケモンを捕らえて戦わす

ポケモンの世界は、草むらに入ると、虫ポケモンやら鳩ぽっぽみたいなポケモンや、ネズミみたいなポケモンが飛び出してくる。

そして彼らを、主人公を含む人間たちは、捕獲していくわけなのだけれども、100歩譲ってそれはまあ良しとしよう。

僕も子どものころ、カブトムシとかザリガニとか捕まえたし。

ただね、その捕獲した彼らを、育てて、戦わすというのが、けっこう意味がわからない。

育てて、出かけたりする、とか、ドッグランみたいな公園に連れていく、というのならわかる。一緒にご飯を食べてもいい。ペット、のような感覚だろうか。

戦わすて!すごい世界だな!

いやでもちょっと待って、僕も子どもの頃、カブトムシとクワガタで戦わせたりしたかもしれない。でもなんか残酷だなと思って、すぐやめた記憶がある。少なくとも「瀕死」まで追い込むような事はしていない。

ポケモンバトルは、けっこう容赦がないように記憶している。

「破壊光線」

とか、

「火炎放射」

とか、バンバン撃ち合っていたように記憶している。とんでもない戦いである。
主人公を含む人間たちは、捕獲したポケモン達を育て、技を覚えさせて磨き、強く、もっと強く、他人(他ポケモン)をいち早く瀕死に追い込む為に必死でレベルを上げていくのだ。

ポケモントレーナー同士の戦いは金銭が絡む

ポケモントレーナー達というのは、戦いに負けると金銭を支払うというルールがある。
これはよく考えてみれば凄い話で、なんというか、僕たちって、お金を賭けて何か勝負ごとをするってほとんどないと思うんだけど、どうだろうか。

というか、お金を賭けて勝負ごとをしてしまうと、警察のお世話になるはずである。

賭けマージャンなどをしてお縄になる、というニュースを昔よく聞いたことがあるのだ。

ポケモンの世界はそれが合法だ。そうなると、ポケモン勝負で稼いだ賞金だけで生計を立てる者も出てくるだろう。

そういう人間は、勝ち続けない限り、生活費に困る事になるから、自分のポケモンをさらに強く、レベルを上げていき、文字通りの「相棒」としてこき使っていく。こんな負の連鎖が他にあるだろうか。警察は一体なにをやっているのだ。

地割れという技

ポケモンが強くなっていくと、覚えていく技も多様化していく。

僕がとても印象に残っている技に「地割れ」というものがある。
命中率は低いが、決まれば一撃で相手を倒せるという「一撃必殺」の技だ。

もはや天変地異である。

現実世界で、地割れなどおきようものなら、自衛隊出動である。世間を騒がす一大ニュースだ。

しかしポケモンの世界では…レベルが高くなった一介のポケモンが普通に覚えてしまう。そこら中で「地割れ」が起きるという、割ととんでもない世界なのである。

さらにだ。ポケモントレーナー達自身にも、被害が及ばないだろうか。

「ディグダ、地割れだ!」

主人公が命令する。ディグダはたしかモグラみたいなポケモンだ。
彼が、命令に忠実に、地割れを起こす。

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁっ!」

とならないか?読んで字の如く、「地」が「割れる」のである。

僕ならパニックに陥る。目の前でそんな事が起きたら、冷静ではいられない。

他にもポケモン達が覚える技には

「吹雪」

「雷」

「サイコキネシス」

人間たちにも影響を及ぼすであろう技を挙げれば枚挙にいとまがない。
捕獲したポケモンのレベル上げも必要だろうが、ポケモンを使う人間達自身のレベルアップも必要不可欠だと思う。
もはやポケモンは兵器に近いのかもしれない。

個人が兵器を所有しているというとんでもない世界の話なのだ。

本当にポケモンの世界の住民でなくて良かったと思う。

こうやって、ゲームと現実の区別がつかなくなってしまう事も、本当によくない。気をつけるべきである。

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