引っ越しよもやま話

今年はマンション購入に向けての申し込みに始まり、住宅ローン申し込みに終わるという1年だった。

そんなわけで今日は家にまつわる話を。


今から6年前、私は一人暮らしを始めた。

新卒で入った会社に勤めて1年経たずで会社が吸収合併(事実上の倒産であったが…)されることとなり、勤務条件が著しく変わったのがきっかけだ。

合併前は9:00〜17:36(休憩1時間)のコアタイムなしのフレックスタイム制で、超過勤務が7時間36分を超えるとその分を調整休として休みにすることもできたし、時間休も普通に取れた。

合併後は9:00〜18:00(休憩1時間)の定時制で、時間休も調整休も取れなくなった。

当時、実家から乗り換え3回片道2時間かけて通勤していた私にとって、勤務終了が18時を過ぎると乗り継ぎが著しく悪くなり通勤時間が増すため、実家を出る決心をした。

新卒2年目で住宅手当もない中で払える家賃は限られていて、そんな中でたまたま出会った不動産屋さんが当たりだったおかげで、

築24年、20平米1K、鉄筋コン分譲マンション、ターミナル駅徒歩8分、家賃3.9万円、最寄りコンビニ徒歩1分、最寄りスーパー徒歩3分、区役所目の前

という好物件に巡り会えた。

初めて借りた部屋は快適で、私の城になった。

一口コンロで料理もたくさんしたし、友達も呼んで遊んだし、何よりベランダが広くて晴れた日には富士山も見えた。

日曜には区役所の駐車場で朝市が開催され、地域のお祭りとか、色々なイベントがある土地だった。


その1年後に転職し、それでも住み続け、

3年住んで、結婚とともに引き払った。

今でも最高の部屋だったと思う。


今住んでいるのは築30年のオンボロマンションで、この前上の階が漏水した。

管理も行き届いておらず、共用廊下は汚れているし、植栽も伸びっぱなし。

早く引き払いたくて、引っ越し先を探していた時に「この家賃払うなら住宅ローン組めるのでは?」と思ったのがきっかけでマンション購入の方針に転換。

色々な手続きを踏んでようやく購入にありつけた。

来年春には待ち望んだ引っ越しだ。


初めて借りた部屋みたいな快適空間にしたいと思っている。




#はじめて借りたあの部屋

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