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バッテリー交換後のアダプテーション実施方法(アウディやフォルクスワーゲン)

こんにちは。OBDeleven JAPANの高橋です。
今回は、アウディやフォルクスワーゲンの車両でバッテリー交換を行った際に必須となる作業について解説していきます。

バッテリーのアダプテーションコーディングとは?

フォルクスワーゲンやアウディの車両でバッテリーを交換した際は、交換したバッテリーに関する情報(メーカーや容量)を車両に登録する必要があります。

作業を実施しないとどうなる?

この作業を怠ると車両側でバッテリー不足などのエラーが表示される場合がありますので必ず実施して下さい。

作業内容

ここではOBDeleven(PROプランまたは、アルティメットプラン)を使用したバッテリーアダプテーションの実施方法を紹介します。

今回交換を実施するバッテリーの詳細

VARTA製の60Ahバッテリーに交換し、EFBバッテリーからAGMバッテリーに交換すると仮定し解説していきます。

車両の年式によって作業手順が2通り存在しています。
表示されるコントロールユニットに合わせて適切な方法を実施して下さい。

手順①(61 バッテリコントロールから実施する方法)

① コントロールユニット:61 バッテリーコントロールを選択
② アダプテーション(Adaptation)を選択
➂ チャンネル4選択
④ "Ah値(3桁) "半角スペース"サプライヤーコード(3桁)"半角スペース"シリアルナンバー(頭10桁)"を入力し書き込み
※今回の場合、060VA0バッテリーに記載の10桁のシリアルナンバーを入力
※サプライヤーコードは下記を参照してください。
VARTA=VA0
BOSCH=Z5G
EXIDE=TU3
MOLL=MLA
JCI=JCB
BOADING=5DO
AkUMA=UM5

続いてバッテリーテクノロジーの変更へ進みます。
⑤ コントロールユニット::61 バッテリーコントロールのロングコーディングへ移動
⑥ Byte2へ移動
⑦ Enhanced flood battery (EPB/PR J0T)(Bit4,5,6がチェック)をタップし”Absorbent glass mat (AGM) battery”を選択し書き込み作業完了です。(書き込み後、bit4のみチェックした状態)

手順②(19 Gatewayから実施する方法)

① コントロールユニット:19 Gatewayを選択
② アダプテーションを選択
➂ バッテリー、アダプテーションを選択(検索時は、”半角”で入力し検索して下さい。)
④ バッテリー定格容量、バッテリー技術、バッテリーマニュファクチャー、バッテリーシリアルNoを入力し書き込みで作業完了です。

バッテリーのアダプテーションは実施できましたか?
不明点や躓いた点があれば、コメントお待ちしております!

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