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ワインの魅力に目覚めたレストラン Parisタイユバン

タイユバン

2012年3月某日 

Paris フレンチレストラン「タイユバン」

これは、わたしがフレンチの凄さに目覚めたレストランの記録。

そのレストランは、とても静かな佇まいで、気をつけていないと、通り過ぎてしまう。かろうじて、入り口屋根に店の名前が書いてあるだけだ。

レストランの中は、上品な住宅といった雰囲気。

parisには有名なフレンチレストランは数多くあるけど
わたしが、タイユバンを選んだ理由は、
星を⭐️⭐️⭐️から⭐️⭐️に落としたけど
伝統的な正統派フレンチのレストランだから。


parisのGuy Martin(ギィ・マルタン)le GrandVefour(ル・グラン・ヴェフール)のきらびやかなベルサイユ宮殿を思わせる内装や視覚的に華やかな新しいフレンチも美味しいし、新鮮な驚きがあるけど、わたしは伝統的な正統派フレンチを食べてみたかった。


たぶん、カリフォルニアロールやサーモンの寿司に馴染んだ、寿司好きな外国人が、日本に来て、日本の素材の味を活かした繊細な味付けの寿司、つまり、伝統的和食を食べたいと思うのと、ほとんど同じ気持ち。

もしかしたら、日本人のわたしには味覚が全く合わないかもしれない。
バターがきつく感じるかもしれない。でも、本来のフレンチを食べてみたいと思って、タイユバンを選んだ。

そしてこの選択は、ある意味、違った意味で正解だった。

それはワインだ。

フレンチはワインと料理がマリアージュして完成されると
感じたのが、タイユバン。

ワインが料理に与える偉大なパワーバランスにガツンと感動した。

もちろん、料理の味、料理の組み立て、サーブのスマートさ、エレガントな雰囲気も素晴らしい。

たぶん、グラスが三つあるので、シャンパーニュ、赤、白ワインをサーブされたように思う。(まだ、ワインに目覚めてなく、興味がなかったので、ワインのフォトは無い)

アスパラガスのマスタードクリーム添え
前菜
イカ墨のリゾット
鯛のポアレグリーンソース添え
アイスクリームに見えるけど実はフロマージュ 周りのショコラに見える線はバルサミコ

これが、その感動のフロマージュ❣️

アイスクリームかと思って食べると舌の先に、ブルーチーズがピリッと刺激的で、そのままではとても食べられない。マリアージュされた赤ワインをグビリ、一口飲む。再び、ブルーチーズに挑戦した。

すると、すると、不思議なことに、柔らかい膨よかなフロマージュに味変して、美味しい❣️

なんだーーーなんだーーーこの組み合わせ!!!

これが、ワインと料理のマリアージュか!!!

初めて知ったワインで舌の味覚がかわるマリアージュ・マジマックの凄さ。

わたしは、この時から、フレンチの魅力にはまった。

日本人の繊細な感性が世界一と思っていたけど、この組み合わせの妙が分かるフランス人の味覚、嗅覚、触覚は凄いと思った瞬間だった。

レモン味のメレンゲタルト
ショコラケーキ
プチフール

見た感じは、日本にもありそうなフレンチ。
でも、タイユバンの凄さは料理とワインのマリアージュにあった。料理がワインと合わさり、完成するのがタイユバンのフレンチだ。

帰りにテーブルに置いてあったワインリストカードをもらっても?その意味がわからなかった。

後々、調べたら、タイユバンがやはりワインも凄いレストランだった。 

タイユヴァンは、1946年の創業以来“L’accord Mets & Vins”というコンセプト、日本語で“食とワインの調和”を掲げている。料理は美しく、美味しく、確かに正統派。視覚的な気をてらう派手さもなく、あくまでもエレガント。料理の引き立て役となるワイン、その役目を全うするためにはどのようなワインがふさわしいのかを考え、食事とのペアリングについてどこまでもこだわっているのがタイユバンだと、紹介している。

(ParisタイユバンHP)https://letaillevent.com/fr/


タイユバンは、
東京の日本橋高島屋8階に「レ・カーブ・ド・タイユバン」、
丸の内テラスに「エスプリ・ド・タイユヴァン」、
が入り、ワインショツプとカフェ&バーがある。
こちらで、その魅力を体験してみるのも楽しいかも。


東京駅近く丸の内テラス1階
SPRIT de TAILLEVENT(エスプリ・ド・タイユヴァン) / 東京https://www.enoteca.co.jp/shop/espridtaillevent


#paris
#タイユバン #フレンチ#オバサト63#ワイン#わたしの旅行記




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