見出し画像

映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督日記:120 5月の農場

2023/5/18 快晴  5/19雨。久しぶりに二本松の農場で撮影。
撮影ということは続編のためか?と思う人もおられるだろうが、資金の問題と映画としての企画問題があるので現時点で続編は未定である。未定ではあるが、撮るべきものがあるので撮影してきたというワケです。

立派な小麦畑

真夏のような日差しに映えるのは見事な小麦畑。小さな花を咲かせてすくすく育っている。収穫は7月上旬とのこと。

カラシナ

黄色の花を咲かせたカラシナは、イエローマスタードになって二本松営農ソーラーのネットショップで売られるはずです。

塚田農場長。自分にとっては農業の先生である。

映画のラストシーンで描いた2021年11月18日の農場の竣工式でシャインマスカットの植樹祭が行われたが、その後ここには98本の様々な種類のブドウが植えられた。その中で現状一番よく育っているのがクイーン・ニーナという品種。ブドウ棚に蔓を伸ばして小さな房をつけている。農場長・塚田晴さん曰く、今年は試験的に実を成らせてみるとのこと。来年には出荷できる予定、なんといってもブドウはこの農場の主力商品。立派に育ってもらいたい。

農業者になって3年目の菅野さん。頼もしい。

19日は全く新しい試みが始まった。2頭のホルスタインの子牛の放牧だ。二本松営農ソーラーが牛を飼うとは近藤社長自身も思っていなかったのだが、広い農場の中にはゴロタ石が多くて耕作に向かない箇所があるので、どうしようかと考えた結果の畜産とのこと。この2頭は雄で本来なら生まれてすぐに食肉になるのだが、ここでは5、6ヶ月育て、放牧牛というカテゴリーの食肉になる。

トラックから降りて草を食べ食べ農場まで行進する2頭の牛さんたち。
Pipi(右)とPopo(左)

それにしても子牛は可愛らしい。名前は「Pipi」と「Popo」。塚田さんと菅野さんが名付けたのだが、食肉となる牛に愛着が湧いてしまうことに複雑な思いもあるらしい。こういうことも含めて二本松営農ソーラーは進化中だ。
次は7月に小麦の刈り取りを撮りに来よう!

<自主上映会お申込・スケジュールサイト>
https://saibancho-movie.com/wp/

<映画公式サイト>
https://saibancho-movie.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?