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【動画投稿】供物/室生犀星

悠長にしていたらもうこんな時間。
今日、5月11日の日が変わった頃に動画を投稿していました。


この頃は以前に収録したゲーム実況動画の文字起こしをする作業を主にしています。
来月にデビュー一周年が控えているのでそう言ったこともしていたりいなかったり……。

そんな訳で、私の体感的には久しぶりの動画投稿です。

供物/室生犀星

萩原朔太郎の命日である今日、投稿する事に意味のある詩をチョイスしてみました。

解説

こちらは『我友』という書籍に収録された、室生犀星から亡き萩原朔太郎に対して宛てた詩です。
ちなみに今現在、青空文庫には収録されていません。
(著作権の切れた文学作品全般を青空文庫と指す向きもあるそうなので、検索の利便を考えて動画のタイトル付けをしています)

NDLには入っているので、インターネットからすぐ読みたい人はそちらをどうぞ。
 
我友自体は萩原朔太郎と佐藤惣之助という室生にとっての盟友を偲ぶために書かれた、小説の体裁を取った回顧録のような内容で、その巻末に2人に対して宛てた詩が大体20編程、収録されています。

三者三様、今日まで残る名作を残してきた大詩人なので説明不要かもですが、念の為に軽く説明しておきますね。

室生犀星
今回の詩を書いた人。
『小景異情』のフレーズは何かの折に聞いたことがある人が多そう「ふるさとは遠きにありて思うもの」で始まるやつ。
金沢の三文豪のひとり(残りふたりは泉鏡花と徳田秋声)
「蜜のあわれ」「杏っ子」等、小説の分野でも活躍した。

萩原朔太郎
日本近代詩の父とも呼ばれる詩人。
詩集「月に吠える」はバンド名だったり、作品タイトルだったり、よく知らなくとも字面はなんか見聞きした記憶がある人が多そう。
男前な文豪と言えばでよく名前が挙がる。
私も
以前に「くづれる肉體」という詩を朗読している。

佐藤惣之助
詩人だけど、私は作詞家のイメージが強い。
阪神タイガースの応援歌で有名な「六甲おろし」を作詞したのはこの人。
萩原とは親戚関係でもある(妹の夫)。
彼の命日(酔花忌)も15日にあるけど、力尽きたので、いつかの機会にしたい。

詩集では無いものの、それなりの数が纏まっていて、今回読むにあたって一編に絞りきれないでいた為、私の方で厳選した数編の中から、同じくVtuberとして仲良くさせていただいている山吹チカヨさんに選んでいただきました。

チカヨさん、その節はありがとうございました。

山吹チカヨさんについて

山吹チカヨさんは私のように浅瀬で何となく近代文学に触れている生半可ニートとはひと味違い、これで飯を食っていくつもりで勉学に励んでらっしゃる近代文学を専攻する大学院生です。

そういえば萩原が好きだと言っていたな~と思い出して、この度、突撃!すまんがお前が決めてくれ!を敢行しました。

繊細でエキセントリックな面が目につきやすいですが、裏打ちされた知識やこれまで生きてきた中で得てきた人生観等から語られるトークは面白いですし、たまにとんでもない選曲をすることもありますが(起て!紅の若き獅子たちとかね。らしいけど真正面に突っ切るな)、歌も上手いし、絵も描けます。

見る人を選ぶけれども、選んだ人はきっとずっと愉快に眺められるVtuberさんだと思います。

私も追いつけ追い越せで個性を磨きたいものです。
本当に唯一無二の存在ってこういう人を言うんだなという活動を繰り広げられていますので、是非、山吹チカヨさんの今後の活躍を応援いただければ幸いです。

そうすれば、何となく、ふんわりと、今回出来た借りが消えるんじゃないかなと私は目論んでいます。
貸し付ける分には良いけど、借り受け続けるのは荷が重いので早めに精算したいなって。

近況

ゲゲゲの謎、観ましたよ。

ざっくりとした感想はこちらのツイートにツリーで吊るしてあるのですが、君たちってやつはさ、初見の鳴き声が大層に好きじゃない?

だから、観ながらメモを取ってたんです、私。

でも残っているメモはこんな風なので、ありのままを読ませる訳には行かず、まあいつになるかは分かりませんが、きっとそのうち感想をnoteに上げると思うので、興味がある人は楽しみにしていてね。

ところで何だけど……水木とねずみ男がバディになってなんやかんやするような二次創作に心当たりってあります?
そういうの読みたい。


与太を語りて銭を貰いつつよろづの事につかひけり。 (尾花の血肉になったり、活動を豊かにする為に使います)