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大きな運が到来する前に来るというシンクロについて

シンクロという言葉をご存知だろうか。
日本語では「意味のある偶然の一致」または「共時性」と訳される。
例えば、あなたが友人Aさんのことを考えていたらAさんから電話が掛かってきたというのもシンクロの一種といえる。

私が初めてシンクロという存在を知ったのは「本当の人生を生きる」という本の中だった。
この本の中では「自分が自分の道を歩んでいると、天から『そっちの道でいいんだよ』というサインとしてシンクロは起こる」といったことが書かれている。

例えばこの本の著者は30代の頃、思い切って海外留学した先で、全く違う場所と人から「コーチングを習ってみたら?」と3回も言われたらしい。

これは何のシンクロだろうと思いながらコーチングを習いにいったところ「これだ!」とピンとくる感覚があったそうで、彼はその後、日本に初めてコーチングを教えるスクールを立ち上げた。現在ではコーチングは日本でもかなり広まっている。
シンクロはその人がその人らしい人生を送るために贈られるギフトのようなものらしい。

この話を読んでから、単純な私は「そうか、シンクロを見逃さないようにしよう!」と決めたのだが、しばらくはちょっとしたことが起こっても「これってシンクロ??」といちいちビクビクする日々を送っていた。
最近読んだ本によるとこのシンクロに一喜一憂してしまう「共時性過敏症」な人は、結構多いらしく、シンクロ初心者な私はホッとした。

シンクロというのは例えると海で泳いでいる時にくるさざなみのようなもので、「これから大きな波のうねりがくるよ」と教えてくれるものらしい。
だから人生の大きな波に乗れるかどうかは、日常生活で常に起こっているというさざ波(シンクロ)に意識的でいることが大切だ。しかしさざ波のチャプチャプはあくまでチャプチャプであって、それを読むことが目的になってはいけないらしい。

こう書きだしてみると、シンクロを読むのもなかなか難しい。

先日行ったオンラインワークショップで、パフェの絵を書くのが好きという女性がいた。その人の絵を見てなんだか既視感があるのでふと自分の服を見たところ、なんと私、パフェ柄のスカートを履いていた。
オンラインだったので当然スカートの柄などみんなには見えてない。このことを話すと「こわいこわいこわい!」と皆を怖がらせてしまった。

物事にどんな意味を持つかで世界は変わる。
日常の中で常に起こっているという「たまたま」「シンクロ」であるさざ波を敏感に受け取りながら、大きな波のうねりが到来した時にその波に乗れる準備はしっかりしておきたいと願う。

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