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矛盾する想いが苦しくて、カードセラピーを受けてきた

幼い頃、祖母より何度も聞かされた「お兄ちゃんより目立ってはいけない」という言葉のせいか、人前で注目を集めたり、自分だけ誰かに愛されるというシチュエーションがとても苦手だった。
大人になると、仕事で成果を上げることやパートナーと出会うことに消極的な人になった。

そんな自分を変えようと通い始めた学校で「一人でワークショップをする」というお題が出た。
人前で注目は集めたくないけど、ワークショップはしてみたい。
あまり人気の講座になってほしくないけど、参加してくださる方に最良のものは届けたい。

そんな矛盾した気持ちが織り混ざっていたとき、お友だちの深井沙織さんが「ソウルプランヒーリング」という、カードセッションのモニターを募集していることを知った。
ワークショップの本番前に出来ることはなんでもしておきたいという心境だったので、そのモニターに手を挙げたのだった。

沙織さんがやっているソウルプランヒーリングでは、22種類のカードを使う。今悩んでいることの原因と、その解決策をカードを使ってするセッションとのことだった。

人前で目立ったり、自分だけが選ばれるというシチュエーションがどうしても苦手な私の原因をカードで見ていくと「未解決の悲しみ」というキーワードが出てきた。

ここから何か感じることはありますか、と沙織さんに聞かれて、なぜか自分が難産で生まれたことを思い出す。
トイレのバコバコみたいな吸引機で、無理やり頭を引っ張って生まれた子どもだったこと。その跡は今も頭に残っていること。なかなか出てこなかったくせにお医者さんの「まだ出てこないで」というタイミングで生まれてきてしまったこと、などを急に思い出した。

そのあと解決策のカードを選び、沙織さんが選んだ「魂の回復」という誘導瞑想(ビジュアライゼーション)をしてもらった。
意識を集中していると、太陽の中を飛んでいる自分がイメージの中で出てくる。時速50キロくらいでビュンビュン飛んでいる私に、太陽は「忘れないでね」と言っている。何を!?と聞き返しても太陽は答えなかった。

誘導瞑想が終わり、沙織さんと振り返りをしていると、決して私を認めてくれないある人物のことが急に思い浮かんだ。

沙織さんに「太陽のところからその人を見てみると、どう感じる?」と聞かれ、空からそいつを見てみると「便所虫ですね」という言葉が出てきて、沙織さんとひとしきり笑った。笑ったら涙が出てきた。本当に癒されたとき、人は笑いと涙が出てくるものなのかもしれない。

「映えるようなポーズ取ってください」と言って沙織さんを困らせる。


誰かに選ばれたり自分だけ愛されることが恐ろしい。きっと私は光からまた隠れてしまうと思うけれど、太陽の「忘れないでね」という声は、今も胸に響いている。





*この体験談は個人の感想であり、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。

*沙織さんのカードモニターは年末までで、あと4枠あるそうです。ぜひ。
https://www.fukai-saori.com

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