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モテ女というもの

私は34になる女だ。
しかし、今日友人と飲んだ後一人で寄った店で若い男の子と話す機会があった。

いやさぁ…うんとさ。
10歳近く年下の男の子に絡まれても全く嬉しくないんだけど。
「また会えますか?」って、私はあなたに会うために生きてないし、うざいだけなんだけど。
大した見た目もしてない、色気もない若いだけの男に絡まれても全く嬉しくない。
はっきりいうなら10近く年下の男の子なんて「子供すぎて気持ち悪い」と嫌悪感を抱くほどです(言い過ぎ)

自分がモテるのはよく知っている。
しかし、だ。
私は愛されたいと思う相手から愛されたいのだ。
そして思う。
モテるということは同性からの反感を買うのと同義である、と。

私はぶっちゃけモテ女が好きだ。
彼女らは自信を持っており、容姿に限らず必ずどこかが美しい。
見た目、中身、教養…とにかく輝くなにかを持っている。
そして、モテ女は気にしない。
モテない女からの嫉妬や誹謗中傷なんて気にしない。
また、人のあしらい方も慣れている。そのためかモテが加速する。

いつぞやか、飲み屋で話をしていた40代半ばの美人は自称モテ女だった。
彼女は未婚である。言い寄ってくるのはいつもうんと年上の既婚の社長や部長などの偉い人。
私の中の定義として、2番目にしかなれない女はモテ女とは言わない。
終わらない20代からのモテ話、なんというか単純に同情してしまった。
私も言わないだけで、どうでも良い男から言い寄られることはたいそう面倒だと知っている。
さらにそこについてくる同性からの嫉妬や反感。それもぶちまけていた。
かなり面倒だし、厄介なもんだと思う。

1時間ほど彼女の取り留めもない愚痴を聞いていた頃に、ふと「本命になれないクイーンビーってこういうものなのか…?」と疑問が湧いた。
自分だけのジョックを無意識で探し続けていて、飲み屋で出会った人相手に管を巻きつづける彼女。
(他の人にも同じ話をしていたのは後ほど知った)
私は彼女に「〇〇さんてモテますね。クイーンみたい。お綺麗だし……ほんとに大変ですね」と端的に感想を述べたら彼女は途端に「あんだと??!」と激情的な反応をした。
嫌味だとでも思ったのだろうか?
即座に判断し、面倒ごとには一切巻き込まれたくないと思い会計を済ませて速攻で店を出た。

私は思う。
モテる女は自分のジョックを探していないのだろう、だからこそモテる。
そして、スクールカースト的な「モテる」という鎧を脱いだ自分を愛してくれる人を探していると。

クイーンビーで居続ける限り、モテはする。
しかし、モテる…というのは…うん。損でもある。
いらないものも引き寄せてしまうからね。

彼女はきっとモテ女ではない。
2番目の女なのだ。

それはとても寂しいことで、悲しいことで……
わたしは彼女の気持ちはわからないし、きっとわかることはないと心から思った。

占いをしていると「モテたい」や「出会いが欲しい」と話す人は多くいる。
出会いなんてたくさんあるし、なんならその辺の雑草並みに多いものだ。
しかし、それを「出会い」と認識していないとそれは途端にダメになってしまう。

この記事の結びとしては
「あなたの出会いたいものや人はどんなもの・人ですか?」です。
それをちゃんと明確化してないと、そういう人とは出会えませんよ。
という話でありました

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