個人事業主は老後積立はいくらすればいいのか?の一つの答え
アラフォー個人事業主のおたまです。
この歳になると「老後の事を考えて積立したいけど、いくら位掛けたらいいのかな?」なんて話になる事は時々あります。
個人事業主は老後に向けていくら積立しておけばいいの問題。
個人差が大きくて明確な答えはない問題ですが、色々調べていて一つの答えが出ました。
結論から言うと「とりあえず5万円積立しとけば、友達の会社員の人と同程度の老後生活ができる可能性が高い」です。
個人事業主が払ってる国民年金は約17000円/月
国民年金は約17000円(全額個人負担)
月の年金は6万円台・・・どう考えても生活は厳しいですよね。
老後に友達(会社員)と同程度の生活レベルにしたい場合、いくら必要か考えてみました。
その1 会社員が払っている厚生年金との差額から考える
会社員の厚生年金は標準月額報酬の18.3%(その内半分は会社が払っています)
年収400万 62000円(個人負担分31000円)
年収500万 72000円(個人負担分36000円)
会社員の厚生年金はこの位の金額になります。
年収400万 62000円-17000円(国民年金分)=45000円
年収500万 72000円-17000円(国民年金分)=55000円
個人事業主の国民年金との差額はざっくり月5万円。
差額分である5万円を毎月積立し、老後に取り崩しを行う事で会社員に近い水準の老後資金を得ることができそうです。
その2 受給額の差から考える
年金の受給額はこんな感じ。
自営業、専業主婦など(国民年金のみ) 約5万6,000円/月
会社員、公務員など(国民年金+厚生年金) 約14万4,000円/月
自営業と会社員の差額は月8.8万円となります。年間で105万の差。
年金額は会社員の友達と比べて、年間で約100万円少ないです。
老後期間の年数×100万円分を積立しておけば、会社員と同程度の生活レベルは保てそうです。
1000万円 10年
1500万円 15年
2000万円 20年
2500万円 25年
老後年数を何年で見積もるかは人それぞれ。
いくら積立したらいいの?
上記金額を達成する為に必要な積立は、
iDeCoを25年積立てた場合(年利5%)
月3万円 1700万
月5万円 3000万
小規模企業共済を25年積立てた場合
月3万 1100万
月5万 1800万
月3万円だとちょっと心細い。
月5万円積立が一つの目安になりそうです。
まとめ
会社員と比べて個人事業主は、
年金支払い額は年間60万(月5万円)少ない
年金給付は年間100万(月8万円)少ない
という事がわかりました。
老後に厚生年金の会社員の友達と同程度の生活レベルにする為に
年間60万(月5万円)積み立てる
老後は年間100万円(月8万)取り崩す
こんな感じで積立と取り崩しをすればいいかなと思います。
今回はアラフォーを前提に計算しています。
積立期間が25年程度のアラフォーを想定して計算しています。
積立期間の長い20代ならもっと少ない積立額でいけそうですし、積立期間の短い50代以上は働く期間を延ばすのを視野に入れていくのが無難かなと思います。
※厚生年金に加入していた期間もあると思うので、それも計算に入れましょう。
あくまで人それぞれ
あくまで今回のnoteは自営業の友達との雑談で出た「いくら積立したらいいかな?」の僕なりのアンサーです。
あくまで「とりあえず5万くらい積立しとけば会社員と同程度になるし、あとは働く期間や積立額の増減で調整していけば大きな失敗はないんじゃないかな?」位のゆるーい目安。
もちろんこんな人は5万積立なしでもいけるかもしれません
↓
繰り下げ受給をする
生活レベルが低い
仕事が好きで、身体が動き続ける限り働きたい
法人成りして、厚生年金に加入
貯蓄をすでに貯めこんでいる
廃業の際に店舗、在庫などの資産を売却
事業を売却
遺産が手に入る
息子に継いでゆるく働く
持ち家で支出が少ない
思ったより早く亡くなる
逆に積立5万では厳しそうなケースもあります
↓
早めに引退したい
貯金も積立もほとんどなく、生活はカツカツ
廃業の際にマイナスになりそう
生活レベルが高い
住宅ローンが70代まで
子供を産むのが遅く、学費が必要
思ったより長生きする
結局は人それぞれです。
今回のnoteで何かおかしな点があれば教えてください。
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