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“こんな時だからこそ“2年で終わるシェアハウスを運営しようと思った

はじめまして、シェアハウス管理人をしていますライターのいち(@mw400813)です。この度、私の人生の目標のひとつにあった「シェアハウスを運営する」という夢が叶うことになりました。

ルールは、「2年で終わるシェアハウス」

今回のシェアハウスの最大のルール。それは2年で終わるという期間限定の運営をすることです。もちろん住民が増えたり、この場所が好きだと思える人が残ってくれるなら、それはそれでよいと思うのだけれど、ずっとシェアハウスを運営する!と決めるのは大変だし、それこそ管理に負担がかかるなぁと感じたからです。

と、いうことで、元々買取の方向で出ていたお家を借家交渉し、2年という契約期間の中で運営をしよう、と決めました。(このあたりのお話は、また後日どこかで)

そして、誰でも簡単に(とはいかないかもしれないけれど)始めることができて、運営できるシェアハウスのあり方をまとめよう、と思った時、このnoteではシェアハウス運営にあたる「ノウハウ」の部分と、シェアハウス運営にあたる「想い」の部分、どちらも残したいなと思ったんです。

今後、編集メンバーが続々と出てきますので、お楽しみに。

第一回目の今回は、シェアハウスを運営することになった経緯と、私のシェアハウスに対する「想い」を綴っていきます。想いってなにかをはじめるとき、全ての分野で大切なことだと思うから、これからシェアハウスをしたいなと考えている人や、今実際に運営しているよ、という人などに、ぜひ読んでもらえると嬉しいです。

なぜシェアハウスを運営したいのか

そもそも私は昨年からの一年間、アドレスホッパー(住所を持たずに移動しながら暮らす人たちのこと)として全国各地のコミュニティやシェアハウスを渡り歩いていました。

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去年のちょうど今頃、約4ヶ月ほどお世話になった絆家シェアハウスHASH196の立ち上げメンバーと

1週間〜1ヶ月前後、長いときは3ヶ月ほど同じコミュニティに属しては移動…を繰り返しているうちにわかったこと。それは「シェアハウス」があることの重要性と、そこに自分が所属することで広がっていく世界の多様性でした。

今回の コロナ自粛 でより一層その思いが浮き彫りになった人って他にもいるのではないかなと思うのですが、人ってひとりで生きていくのってすごく窮屈だな、と思うんです。自分ひとりだけで得られる知識や生きていく上で必要なことって本当に一握りで、それさえあれば生きていけるとしても、ずっとその場に居続ける限りは成長することもなければ、世界の広さを知ることもない。シェアハウスってそういう概念みたいなものを一気に吹き飛ばしてくれる場所じゃないかな、と思うんですよね。

「自分の好きな人達と住める場所」をつくるということ

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いくつかのコミュニティを転々と渡り歩くうち、自分の幸せは「自分の好きな人たちと一緒に生活すること」にあるのだな、と思うようになりました。一般的にそれは「結婚」とか「家族を作る」ということになるのだと思うけれど、以前から、その使命を誰かひとりだけに託すってハードルが高いな〜と思っていて(笑)一人の人にそれを求めてお互いダメになってしまうのならば、ある程度の人数がいる中で、一つの家族を作るほうが面白いんじゃないか、自分に合っているんじゃないか、と考えるようになりました。

私がこれまで過ごしてきたシェアハウスの中には家族や子供がいても入居できる場所があり、実際にみんなで子育てをしたり、家族になっても他者の人との深い関わりができる様子を見ながら、そんな人生のあり方にかなり憧れを抱いていた、というのもあります。

“こんな時だからこそ”やるのは今しかないような気がした

そもそもアドレスホッパーとして、いろんなコミュニティを渡り歩く生活をしていた私にとって「シェアハウス運営」は夢であるけれど、どこか他人事で、自分はまだその境地にはいってないんだろうな、と頭の片隅では諦めているものでもありました。(まずひとつの場所に定住するのが苦手すぎて、旅ができないことに苦痛を感じるタイプなことも大きく関係している。)

けれど、コロナ自粛ムードが高まり、「STAY HOME」が叫ばれる今の世の中の流れの中で、コワーキングスペース hinodeの店長であり、類友の行武(@OTASM9)と「ちゃんとシェアハウスの運営をやってみたくない?」という流れになったとき、「あ〜これは、今かもしれない」とこれまで自分が色々なコミュニティに寄生しながら渡り歩いていた点と点のようなものが、ひとつの線になったような気がしたのです。

【興味のある方はこちらもどうぞ】当時の様子をくっちゃべってます↓

「コロナがいつ終わるかわからない」から、私は私の村を自分で作る

今、どうぶつの森って流行っているじゃないですか。私も大好きなんですが、あれって自分で村の名前を決めて、土地を買い、自分で家を建てながら、住民さんたちを受け入れて「自分だけのお気に入りの村」をつくっていきますよね。それ。それが、今の私には必要なんだと思いました。

もちろんシェアハウスの主軸は「自分だけ」ではないけれど、自分は、自分の好きな人達と暮らせる自分だけの村をつくりたい。コロナの影響で、今、日本がどうだとか世界がどうだとか「自分だけでは決めることの出来ない大きな渦の中」にいることで、きっとみんな不安が爆発しそうになっているけれど、だからこそ「自分で決められる場所」をひとつ作ることが、私にとっては最大限の安心材料になるな、と感じたのです。

初期メンバーは全員スカウト/月に1回の定例会議/住民主体のシェアハウス

今回、初期メンバーに関してはすべて私の独断と偏見でスカウトしました。今後増える住民に関しては特に決めていませんが、最初のメンバーに関してはなぜこのメンバーにしたのか?ちゃんと理由があるのでまたこれもnoteにまとめたいなと思っています。

そして、シェアハウスでは月に1回、全員が集まってシェアハウスについての不満やルール決めなど、言いたいことを言える「月1回の定例会議」が開催されています。それは、ちゃんと運営をしたい、といいつつも、私の裏に掲げているコンセプトは「住民主体のシェアハウス」だから。

これは別に私が決めたルールというわけではないのですが、住民には「ここだけ」と決めて誰かが窮屈な思いをしたり、させるようなことはしないでほしいなと思っています。コミュニティって誰かが頑張ったからどうこうなるものでないと考えていて、だからこそ、自然的に発生したものは自然に消えることもあるだろうし、もし、今の住民さんが別のシェアハウスに移動したいと言い出したら、理由はちゃんと聞くかもしれないけれど、止めないって決めています。

「ここだけが自分の居場所じゃない」と思う人がいてもいいし、「ここが自分の居場所だ!」と長く住み着いてくれる人がいてもいい。考えを否定せず、まずは話を聞く。これをすることで、「みんなが自由で許される場所」ができていくのではないかなと個人的にはそう思っています。(欲をいえば、それでも最後は「ただいま」って家に帰って「うちのシェアハウスが一番だなぁ」って、心の片隅で住民がそう思える場所になれば、それはそれで100点だなぁ、なんて願っているけれど)

今後、たくさんのシェアハウスが運営されることに期待して

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私と同じようにシェアハウスをいつか運営したいなと思っている人や、シェアハウスが好きで、いろいろなところに住んでみたいと考えている人もいるでしょうし、これからの社会の流れを見てもシェアハウスってどんどん増えていくだろうなと思うんです。

そんな時、このnoteが誰かの役に立って、これを見てシェアハウス運営って意外と自分にもできるかも…?と思ってくれる人がいれば、嬉しいなと考えています。今後、益々温かいシェアハウスが増えますように。そして、そんな人達の役に立てるnoteが書けますように。

2年で終わるシェアハウス、どうぞ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

#oasisumi

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