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新型コロナウィルス統計深読みマガジン

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新型コロナウィルスに関する統計を少し変わった視点でとりあげます。基本的公開データを使って自分でグラフを作成したうえで、Facebook に投稿したものを転載します。
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記事一覧

<コロナ統計>「発熱外来」の検索が感染者数の先行指標に

(この記事は 2022年9月6日 Facebook に投稿したものです) 思いつき分析やけど、Google Trends「発熱外来」の検索量(指数)は約1週間のタイムラグで感染状況の先行指標になりそうだ。症状→検索→受診→判明→統計で理屈は合う話。7月3週に発症が激増しているが医療機関が追いつけなかったのかな。またお盆の「コブ」は人流や医療機関の稼働など特殊要因もありそうだが、とりあえずチャートを。 ともあれ、検索量は減少が続いているので感染者数もさらに減少が見込める。

<コロナ統計>全国PCR検査人数から推測される高い陽性率

(この記事は 2022年8月28日 Facebook に投稿したものです) 全国の新規感染者数もようやくピークアウトの兆しが見えますが、検査数はどうなっているのか。ふたたび厚生労働省のオープンデータから全国「PCR検査人数」を入手してグラフ化。曜日のばらつきが大きいので7日平均(a)とし、新規感染者数の7日平均(b)も並べたうえで、あくまで参考値として感染判明=陽性率(b/a)も算出してみます。 相変わらず、発熱外来などで1日に約26~28万人前後が検査し、70~80%に

<コロナ統計>徳島県の新規感染者数増は阿波踊りが原因なのか

(この記事は 2022年8月26日 Facebook に投稿したものです) 人口10万人あたり感染者数は現在、徳島県が全国1位である。ピーク超えが明確な東京だけみてると意外だが、実は西日本、特に四国はまだ増加トレンド、なかでも徳島は動きが特別だ。阿波おどりによる直接の因果を証明するのは難しいだろうが、データはそれを示唆してる。人口10万人あたり感染者数を首都圏1都3県と四国4県で比較してみたらこんな感じ。 直近1週間の人口10万人あたりの感染者数のデータソースはこちら。

<コロナ統計>東京都の戦略的モニタリングPCR検査(8月第3週)

(この記事は 2022年8月24日 Facebookに投稿した記事です) 水曜恒例。東京都の戦略的モニタリングPCR検査(=街中での無症状者を対象としたサンプル検査)の先週分(8/15-21)更新。検査数 8629人、うち陽性 1057人(12.2%)、お盆すぎで再増加した新規感染者数とシンクロして再上昇。街中で受けたい人が受ける仕組みだけど、サンプル調査としての精度と使い勝手は相当によい。拡大収束判断なら全数把握の代替になると思う。 ともあれ陽性者「10人に1人」から「8

<コロナ統計>超過死亡における新型コロナウィルスの影響は

(この記事は 2022年8月17日 Facebook に投稿したものです) この記事が「コロナは風邪」派のあいだで猛烈にシェアされているが、死亡数の過少評価は間違いと思う。先日作成した超過死亡のデータを再掲する。 「超過死亡」は毎年の高齢者数増加も反映した「平時の」死亡者数推計に対してどのくらい実際に亡くなったかを示す。コロナの波と超過死亡はシンクロしており、第4波以降は予測値よりはるかに多くのひとが亡くなっている。コロナを理由とする死亡数よりも3~4倍大きい。むしろ陽性

<コロナ統計>東京の人口当たり累計感染者数は23区が上位を占有

(この記事は 2022年8月16日 Facebook に投稿したものです) 1年前の今日、東京都の62区市町村について居住地ベースで人口10万人あたり累計感染者数を算出して並べたら、1位から23位が23区という驚きの結果だった。1年ぶりに計算してみたら、やはり23区が23位までを占めてふたたび驚いている。8/14時点の新規感染者累計は 257万人、東京都人口 1299万人の約 17%だ。ちなみに1年前の累計はわずか 27万人だった。 感染者の居住地ベースの統計は東京都オー

<コロナ統計>新規感染者数と死亡者数のピークにタイムラグ

(この記事は 2022年8月6日 Facebook に投稿したものです) 第7波における新規死亡者数がこの数日で急増してますね。昨日(8/5)は全国で 214人(7日平均 138人)でした。第6波までより死亡率は低いけど分母の感染者数が多いことと、タイムラグが顕在化したためと思われます。 そこで過去の波について、7日間平均による新規感染者数のピークと新規死亡者数のピークのタイムラグを可視化しました。 やはりよく言われているように2~3週間ズレています。第7波の新規感染者数