リハビリ:感情は弄られたくないよねって話。

 こんにちは。今回は、時間が空いたのでリハビリがてら三〇分間一本勝負でどれだけ書けるかをやっていきます。ルールは簡単、果たして何文字行けるのか。文体は全く考えず、展開も適当なので、結果的には読みづらい文章になるのかもしれません。それも御愛嬌ということで。内容も適当です。
 目標は2,000文字です。というのも、昔は一時間で2,000文字の物語が書けたのですが、段々言葉遣いとかを気にするようになってから1,000文字も書けなくなったからです。ここいらでちゃんと自信を取り戻していきたいですね。
 では、スタートします。(段落分けは後で行おうと思います)

本文

 さて皆さん、私はいつぞや、こんなニュースを耳にしました。

「うつ病の原因物質が見つかった」


 確か名前はSITH-1、理由はダースベイダーもとい「シスの暗黒卿」から来ているそうです。私はあまりスターウォーズに聡くないのでよくわかりませんが。あれですよね、エピソード4が剣道のやつ。故して、私は1〜3の方が好きですね。もう何を見たのかさえ覚えていません。
 それはそうと、うつ病に原因物質があるという事自体驚きです。なにせあんなの、人間の気持ちの問題だと思ってましたからね。症状だって気分の落ち込みですし、ストレスが原因……としか考えてきませんでした。しかし、物質が原因なら薬による治療も効果的だという希望も見えてきます。現状はSSRI、選択的セロトニンどうのこうのというのが抗うつ剤として優秀と聞きますが、いつかSITH-1の特効薬が現れるのでしょう。うつ病に悩まされる人にとってはとても有難いニュースです。
 ただ、これ、ここからは個人的な趣味趣向の話なんですけど、すごい嫌悪感を感じますよね。なんというか、感情も薬でどうにかなるんだ……ていうような。覚せい剤とかアルコールも似てますけど。
 感情って、割と人間の唯一不可侵な部分だと思ってるんですよね。完全に自己が決定する部分で、他人に影響されることはあっても最終決定権は自分にある、みたいな。まあ、人間の神域、って言い方が一番いいのかもしれません。それが薬でどうにかされるっていうのは、どうにも癪です。
 その延長線で、私、脳科学もあまり好みません。あれって哲学とか心理学と扱う分野は似てるんですけど、感情をあくまで1つの自然的事象と捉えてるんですよね。勿論正しいだろうし、感情を引き起こす物質とか、それのコントロールとかも好き好む話ではあるんですけど、やっぱり気に食わない、といいますか。ホルモンバランスがーとか、自律神経がーとかで人間の感情を説明しようとする人って、なんかもう人間性失ってるように思えて仕方がない。いや、勿論そうでないにしても、あくまで私がそういった嫌悪感を勝手に感じているだけです。
 例えば友人に悩みを相談したとするじゃないですか。それは学校の悩みでも仕事の悩みでもなんでも良いんですけど。相談って一種の感情発散方法でもあり、自分じゃどうにもならない時に「どうにかして!」って相手に頼る手法だと……勝手に考えてるんですけど。そういう真剣な感情的な悩みに対して、

「あ、それはホルモンバランスが乱れてるからだよ」


って、あまりに冷酷無比ですよね。それが正しいとしても、それを求めているわけじゃないんだよ、っていうような、言い知れぬ拒否反応。私だったら縁切ります。そもそもそういう人と友達にならないつもりですけど。
 要はこれの何が悪いかって、相談する側は必ずしも早急な解決を求めてないんですよね。なのにあっち側が突然、建設的な解決方法を口にするから、空気感が違うというか。この場合、面倒ではあるでしょうが、相談の語尾にこういった付け足しが必要になるのでしょう。

「私が満足できるように解決する方法ない?」


 ……なんともわがままではありますが、人間そんなもんです。
 この満足できるように、っていうのは、創作界隈で言われる「カタルシス」に近いものなんじゃないかな、と思ったり。これは物語では一番重視すべきとも言われる重要事項で、「問題が合理的で納得のいく解決をした時の解放感」みたいな部分です。確かに、自分が問題を抱えている時って、解決にこれを求めることが多いんですよね。勿論、小説の主人公みたいな華々しいエンドを目指す訳ではなく、しかし自分が頑張ったぞ、これで良かったんだ、と満足できるような。
 これが人間の不条理ですかね、きっと。何がって、時に正しいが正しくないんですよね。もうよくわからんこと言ってる感じですけど。解決方法として正しくても、感情的には正しくないと。私もそうですが、人間は自分にとって都合の悪いことも選ぶ場合があります。一時の快楽に惑わされずとも。これは個人的にAIとかに搭載してほしくない機能ですね。何でしょう、それが人間性というか。
 こうやって言うと文学的で奥ゆかしささえ感じる人間の不条理ですが、実際は世間的に敬遠されることの多い事象です。最近の人間は特に「正しく」あろうとするので

「自分の行動は正しい」


 って思い込みたいんでしょうか……。それもまた違う気がしますね。そろそろ文章に脳の回転が追いつかなくなってきました。
 例えば承認欲求。拗れちゃうと面倒だったりしますよね。どれ選んでも相手の気分が落ち込むとか。こういった拗れも私は結構好きですね。対岸の火事としては。
 とにかく、薬によって感情が抑制されるなんてディストピアもびっくりな事象は勘弁してほしいです。電気羊読んだ時に似たようなことを思いました。こう、それが科学的に正しくても、人間が選ぶべき道じゃないと思っています。私もたまにtwitterで鬱だの病むだの呟いてますけど、辛いは辛いとして、別に辛くないですしね。むしろあの自分に会えるのって割とレアだもんで、そうなったときは最大限鬱を保とうと努力することもしばしばです。(そしてその感情を適当に書き記して、健常になった自分への備忘とする訳です)
 私が鬱になった時は……結局薬に頼るんでしょうね。あれです、やっぱり健全に楽しめないとよくない。こういうのは。みんなも健全に病んで行きましょう。

あとがき

 ……で、三〇分です。いやあ、こういうのってタイムアタックするもんじゃないですよ。内容が蛇足しっぱなしな気分ですし、締めも三〇分で丁度良くなるように適当に締めたので個人的には満足出来ていませんが、このままにしましょう。私は過去の自分を否定したくない性分なのでね。
 ちょいと誤字を訂正して、さあ文字数は……


2,240!

 すごい……よくここまで書けましたよ私。だいぶ書きなぐりですけど、それでも過激すぎる発言とか、あまりにもな蛇足はしないように気をつけましたからね。それで2240とは……。
 というかこれ、普通にキーボードで書いた影響もあるでしょうね。普段はスマホで書いてますから、どうにも早打ちが難しいです。
 完走した感想ですが、達成感が半端ではないです。満腔春意とはこのことです。あと言いたいことがそこそこ言えたのもグッドポイントです。所々、筆の速さを重視して展開を切り上げた部分もありましたけどね。
 では、こんなしょうもない遊びに付き合って頂きありがとうございました! 次回はもっとちゃんとしたことを取り扱うようにします。あと小説書くことも自戒しときます。
 さらば。(ここまで42分)

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