YouTubeの広告が俺の生活をことごとく否定してくるんだが、どうにかならんか?

コロナのせいでデートができない!

梅田王子です。
今回は、「強欲資本主義の洗脳ツール」についてお話ししようと思います。

強欲資本主義とは、国や宗教などの特定のコミュニティへの愛着を持たず、ただ「お金を儲けること」だけにフォーカスした集金的な資本主義のことを言います。正確な定義はまた違うのですが、なんとなく雰囲気は掴んでいただけると思います。

最近、コロナ報道一色(2020年4月22日現在)で、外出を制限するように「お願い」をされ、多くの人がご丁寧に従っているという状況が続いています。

コロナ騒動のせいで、
実家暮らしの女性が親にデートを止められてなかなか会えない。
親世代のこういうところ一番嫌い。

しかし、私の身の回りを肉眼で観察すると、どこにもそんな大惨事は起こっていないのです。ただ、テレビやスマートフォンというディスプレイを通じてのみ、編集された映像を通じて大惨事の映像を視聴することができるのです。

昔から、テレビは洗脳ツールであると、特に1980年以降に生まれた世代は強く認識している風潮があります。みのもんたのアボガド特集の翌日にスーパーからアボガドがなくなるという現象を何度も目の当たりにして、ほんとうに辟易した経験が、あなたにもあるのではないでしょうか。

テレビは情弱、ネットは情強か?

それで昔から「テレビのいうことを信じる奴は情弱」という趣旨のフレーズがネット上の掲示板に溢れるようになりました。私たちの中には「テレビはウソ、ネットは正しい」という対立構造を持っている人が比較的他の世代より多い気がしています。あなたの感覚でも、そうだと思います。

しかし、私は最近のネット、特にYouTubeなどはもはやテレビと同じレベルに成り下がったなという印象を抱いています。どこのチャンネルも同じ内容、同じ編集、同じ話題、同じ音。そして、何かがバズるとみんな一斉に「今見ておきたい**10選」とかいう動画をアップします。

「クリックされればお金がもらえる」という悪魔の実

これは一体何が起きているのでしょう?

結論を先に言うと、この「どこのチャンネルも同じ内容、同じ編集、同じ話題に同じ音」は、昔からテレビ局が使ってきた広告の手口と全く同じで、要はYouTubeでも、一番人々の関心を呼びつける宣伝手法が浸透したに過ぎないのです。
そして、YouTubeもコンテンツそのものではなく広告の表示回数に連動する(テレビで言えば視聴率に連動する)収入体系を持っているため、偶然か必然か、YouTubeも急激にテレビと同じ様相を呈してきたのです。

ナンパの指南動画もとにかくパクリあいのレッドオーシャンです。ここで言うパクリあいとは、何について話すかと言うテーマのパクリあいです。誰かが「絶対お持ち帰りに成功する方法3選」と名を打ち1日もすると、Aさんバージョン、Bさんバージョン、C、D、Eと、皆がこの話題で動画をアップしはじめます。

すると何が起こるのでしょうか?
いや、「あなた」には何が起こるのでしょうか?

だってYouTubeで言ってたから!(((((;゚Д゚))))))))

それは、声をかけたからには「絶対お持ち帰りに成功しなければならない」という、変な固定観念が無意識のうちに形成されていくのです。
そして、勝手に作られた課題を解決するために、さらによりよいノウハウを求めてひたすら画面のスクロールに明け暮れることになります。

私が「ノウハウのちゃんぽん、講師のちゃんぽんは絶対にやめたほうがいい」と説明する根拠の一つに、この変な固定観念が際限なく形成されつづけてしまうデメリットが挙げられます。

そして、このようなメディアに長期間晒され続けると、次第に自分で課題を見つけることすらもできなくなり、文字どおり他人から課題を与えられて、他人のノウハウでそれを解決しようとする恐ろしきイエスマン、洗脳奴隷に変化していくのです。

洗脳を受けると手段は目的化する

「女が欲しけりゃ金だ!金!」こう言われ続けた結果、金がなければ女にモテない、セックスできないと、女を求めるために金を儲けるプロセスを求める羽目になった男性は大勢います(かつての私のように)。

昨今も、マスクがしたいのか、感染を防ぎたいのか、マスクを買うために感染のリスクを負ってまでドラッグストアに開店前の行列をゴンズイ玉のごとく作っていた地域がありました。こう言うのを、手段が目的化していると言います。

「ご一緒にポテトはいかがですか?」の提案津波

ビジネス書には大抵「ご一緒にポテトはいかがですか?」という提案営業のフォーマットが紹介されています。あの、マクドナルドでよく聞いたアレです。
この営業テクニックは、実店舗中心だった20世紀に一斉を風靡し、「うざい」という悪評を受け実店舗型からネット通販型に顧客が大量に転流するという社会変革を後押ししました。

ところが、今はネットにこの「ご一緒にポテトはいかがですか?」という提案営業が氾濫することになりました。しかし、やり方は少し違って「今の給料にあなたは満足ですか?」「あなたはもっと女性にモテたくありませんか?」と、あなたには収入の面で課題がある、女性にモテていないと言う面で課題があると「とりあえず今のあなたの現状はダメだから、改善する気はありませんか?」という、課題提供型の提案営業が氾濫を始めたのです。

あなたがモテるためには服がいけませんね、店がいけませんね、声かけの仕方がいけませんね、年収がいけませんね、勤務先がいけませんね、サーフィンの趣味がないのがいけませんね、車がない?いけませんね、、、、、しばくぞコラ!という「うざい」情報にさらされることとなったのです。

快適に情報収集をするための工夫

まず、あなたがネットでイライラするようであれば、それはこのような「あなたを否定して」欲望を焚きつかせ、課題を提供してくる「ご一緒にポテトはいかがですか?」という提案営業の過剰摂取の結果です。

ネガティブなニュースが良くないのはもう有名すぎる話なのでここではしませんが、それと同じくらい、課題を押し付けてくる「今の給料に満足ですか?」「もっと女性にモテたくありませんか?」という提案営業にも乗らない・見ないが大切です。

これは、誰しもが薄々気づいています。ところが、このネットや課題押し付け型の提案営業は、際限なく摂取し続けたくなる麻薬のような効果を持っています。いわゆる、ネット依存の最たるものです。

そして、このネット依存の中毒状態から抜け出させてくれる、現状を一気に変えてくれる救世主を、求めている女性が大勢います。

女性をネット依存から救い出しあなたに夢中にさせる

ネット依存の中毒状態から抜け出させる方法は、リアルな人との繋がりを対面で持つことです。ラットの実験で、孤立させたラットに麻薬入りの飲料水を飲ませ、中毒状態にします。その後、このラットを仲間のいるゲージに移し、しばらくラットの社会に慣れさせると、同じように麻薬入りの飲料水を与えようとしても、関心を示さなくなるというものがあります。

それと同じで、女性があなたと繋がりを持つことで孤立状態から脱すると、麻薬入りの飲料水(ネットや会社、家庭など)を再度与えようとしても、関心を示さなくなると言う未来を、プレゼントするのです。

そうすれば、人が変わったように生き生きとその女性はあなたに従順についてくるようになります。これは、女性を洗脳するのではなく、洗脳から解いてあげることになります。

とりあえず、ワイドショーは見ない!

よく、「あの人は変な宗教にはまって洗脳された」という人がいますが、むしろ現在はほぼ全員がネットを代表する強欲資本主義の教えに触発されて、みなが同じ課題、同じ解決策を追い求め、手段が目的化している洗脳状態にあると言っていいでしょう。
ですから、「別にお金なんかなくてもモテるよね、何考えてたんだろう俺?」と言えるように、あなたも女性を救ってあげるのです。

すると、周りはこう言います。

あの女、へんな男に洗脳されてマスクしないで外歩いてる!
みんなもああならないように気をつけようね!

今の強欲資本主義のやり方は非常に巧妙で、自分で選択しない限り決して向こうから行動を押し付けて来ることはありません。脅してビビって焦らせて、自分から助けを求めるように、教えを請うように行動を促すスタイルが一般的です。

ですから、この現在抱えている課題に関係ない課題の提供をうざいと感じ、最初の一歩を踏み入れさせない、クリックしないことで、実はこの強欲資本主義の洗脳にはアクセスすることなく生活できるのです。

みなさんは、コロナの大惨事をその肉眼で目の当たりにしたことがありますか?その現場のにおいを嗅いだことがありますか、運んだ患者の重さを感じたことがありますか?ほとんどの人は、ないはずです。

主体性を取り戻し、女性を救う!

私が時折いう、夢の国の夢の王子様になれと言うのは、こう言った情報の洪水と固定観念の嵐から身を守ることができる安全基地を提供できる男になって、そこで平穏に過ごして生きようと言う意味です。

私は、ネットにも侵食・増殖し始めた強欲資本主義の勢力が大嫌いで、彼らと関わらずに生きていくことをある意味人生のテーマにしています。こちらから関わらなければ、9割型関わらなくても生きていけるのですが、かなり難しいと言うのが正直な感想です。

最初はナンパのやり方に興味があっただけなのに、いつのまにか課題まみれの自分にされてしまって直接的ではないにせよ、やる前から疲れてきた人はいませんか?

まず、課題を先に決め、その解決策だけを目的にネットを使うとことから始めて見ましょう。ネットを漁ると、いたるところに「一緒に、**もお悩みではありませんか?」と強欲資本主義の広告が親切めかしてやってきます。

「悩んでません!」

こういう主体性を取り戻して、ゆくゆくは女性も救い出してあげる、そんな男らしい男を目指して一緒に頑張りましょう!

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