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USCPA試験 BEC 解答例ベースアプローチで学ぶWC対策高速ガイド

(本記事は皆さまにご好評いただいていたものの、先日のNoteの利用規約改定により公開停止されてしまったため、一部修正の上再投稿しています。)

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AICPAの統計によると日本人のBEC合格率は28%。他の科目と比べても日本人の苦手科目であることが分かります。

この最も大きな要因はWCセクションの存在でしょう。日本人のWCセクションの平均得点率は約10%前後となっており、他国と比べても絶望的に低い数字となっています。英語教育の中でアウトプットすることを学んでいない我々日本人にとって最も取り組みづらく、攻略の仕方が難しいセクションであると言えます。

数年前のUSCPA合格者体験談を読んでみると、「日本人はWCの対策は捨てて、MCとTBSで点数を稼ぐ戦略が最も効率的である。」というような記述をよく目にします。

確かにMCとTBSの得点比率が大きかった旧試験ではこの戦略は通用したかもしれません。
しかし、現行のUSCPA試験のBECではMC、TBS、WCの得点比率が50:35:15となっており、WCを完全に捨てるとMCとTBSのそれぞれで約9割程度ずつ取らなければいけない計算になります。

これは現実的には難しい戦略です。仮にこの戦略を実現しようとするならば、BECのすべての分野において重箱の隅をつつくような細かい問題が出ても自信を持って正解できる状態になるほど深堀りをする必要があり、その結果、費用対効果が悪い非効率な学習になってしまいます。また、仮にそのような戦略が可能だったとしてもリスク分散としてWCでも得点できるようにしておくに越したことはないのです。

一言でまとめると、BEC攻略をするにはWC対策をする必要があります。

では、そんなWCはどうやって対策すればいいのか?

私が考える一番の近道は解答例ベースで学ぶこと、すなわち「人の良い解答をマネしてエッセンスを学ぶこと」です。

ライティングの学習初期はなかなか自分のスタイルが確立できず、どうしたらいいのかわからず途方に暮れてしまうことが多いと思います。そんな学習初期だからこそ良質な解答例をいくつか読み、そのままマネして、エッセンスを盗むことが非常に有効です。エッセンスを吸収し繰り返し練習していくうちに徐々に安定した自分のスタイルが確立されていきます。これがWC対策の一番の近道だと思います。

この解答例ベースのアプローチでWC対策をしていただくことがこの教材の目的となっております。

本教材ではこの重要セクションWCの例題に対する私の解答例3つと日本語訳、そしてポイントを紹介いたします。

この教材の信頼性

私はUSCPA試験に2019年4月に全科目合格をしたのですが、BECに関しては92点という高得点で合格することが出来ました。

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あいにく本番のMCでITと内部統制の難しい問題が多く出題され、かなりの数を間違えた実感があったのでWCセクションに関してはほぼ満点であったと考えています。

また、私は大学時代、英語のアカデミックライティングを専門とするゼミに所属しており、論理的な英語の文章の書き方を日々勉強してきました。TOEFL iBTという英語の試験のライティングセクションで28/30点を取得し、TOEIC S&Wのライティングセクションでは180/200点を取得しました。

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つまり、英語のライティング力全般の向上ノウハウには精通しているという自負があります。
WCセクションでは採点基準にも言及されている通り英語のライティングスキルも評価されますので私が培ったノウハウは皆さまがWCを攻略する上でお役に立てるものと考えております。

この教材の対象者

WC対策をしたいが、英語ライティングの学習の経験がなく何をどうしたらいいのかわからない方

目次

1.前提確認
2.解答例1/日本語訳
3.ポイント解説
 ① 始めと結びの文は丸暗記
 ② 目的の説明(2文目)はなるべく設問のコピペではなくパラフレーズして書くこと
 ③ 接続詞で解答の論理を整理すること
 ④ 汎用性が高い表現をストックしておく
 ⑤ その他汎用性の高い上級表現リスト
4.解答例2/日本語訳
5.解答例3/日本語訳
6.最後に


本当にこの教材を買う必要があるのか?

今回この教材を作成する上で競合分析という意味も含め、他の方が販売している教材をリサーチしてみました。その中で唯一ヒットしたのが下記の商品。

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「WC対策(1)&(2) 15のポイント&7つのテンプレート集」12000円 https://pass-uscpa.stores.jp/


この種の情報の供給者が少ないせいか、価格がやたら高騰しがちなようで12,000円という高額の教材しかないようです。この方はかなり体系的にWC対策の解説をされているようですが、はたしてそのような体系的な解説は必要なのでしょうか?そんな体系的な内容を短期間で身につけ、試験本番で再現できるのでしょうか?初学者が本当に必要としているのは実践に即しすぐにマネできる即効性のある指針ではないでしょうか?

本教材に書いてあることは私がBECに92点で一発合格した時に実践していたことを言語化したものです。実践に即した素早い対策ができるという意味で、本教材は他の教材と比べてもかなりコスパの良い投資となると思われます(900円=ラーメン一杯くらいの金額)。

それでは、さっそくBECのWCの攻略を始めましょう!


↓↓↓↓↓↓↓↓↓(これより先本編)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

前提確認

① テキストの重要事項を人に説明できるレベルで理解しているか?

これはライティングスキル以前の問題ですが、WCに取り組む上ではテキストの内容を人に説明できる程度に頭の中で整理し理解できている必要があります。例えば「バランススコアカードっていったい何?どういう構成要素があるの?これを使うことによって何ができるの?」「Absorption costingとはどういう原価計算方法なの?ほかの計算方法との違い、良い点は何?」といったことを簡単に説明できる程度にテキストを反復して重要概念を理解しておく必要があります。ここで断言しておきますが、WCは英文ライティングスキルの試験です。上記の前提ができていないと書く内容がないわけですからライティングスキルを高めるどころではなくなってしまいます。もちろんWCの対策を始める段階で完璧になってる必要はありません。対策をして行く中で整理できてくる論点もあるでしょう。ただ、テキストで知識のインプットがほぼ完了していることがWC対策を始める大前提です。

② 用語の定義の丸暗記はコスパが悪いのでしない

アビタスの合格者体験談を読むとよく「WCの教材の後ろについている論点集を一言一句間違えずに再現できるように丸暗記しました。」という方がいます。これは定義を丸暗記することで、本番で用語の定義の説明をスムーズに書くことが出来るようになることが目的です。もちろんこのやり方が自分に合っているという方はいると思います。しかし、私はこの方法は絶対にやめた方が良いと考えます。なぜかというと理由は二つ。

一つ目の理由は、膨大な時間がかかることです。アビタスの論点集には111個の論点とその定義や説明が掲載されています。例えばかなり頑張って1日3個この暗記を進めるとして、論点集を2周したとしましょう。すると74日間かかる計算になります。このWC対策のほんの一部分のためだけに2カ月以上費やすのはかなり非効率だといえるのではないでしょうか。

そして二つ目の理由は、丸暗記だと設問の文脈に合っていない、的外れな回答になってしまう可能性が高いことです。設問によって求められていることは異なるのに、こちらは事前に一言一句丸暗記した文章をそのまま使うわけですから、どこかで設問の文脈との乖離が起こってる可能性が高いです。この乖離に気が付いたとしても、丸暗記の勉強法ではそこから修正することは困難です。

そもそも前提確認の1番で言った前提ができてれば定義を丸暗記していなくても文章で説明することは十分に可能です。丸暗記をするのに費やす時間とそのメリットを比べるとかなりコスパが悪いと思います。前にも書きましたが、WCは英文ライティングスキルの試験であり丸暗記の試験ではありません。

※出来る限り良心的な価格設定を心がけておりますが、この教材は今後予告なく値上げする可能性がございます。ご了承ください。

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8,664字

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