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身体活動量と死亡率の関係

2020/03/19

身体活動をしたほうが健康になるよーって言われてるけど、じゃあ具体的にどうしたらいいのかって考えられる話。
死亡率については、総死亡率、心疾患死亡率、がん死亡率について。

WHOでは、ガイドラインとして18~64歳に1週間のうち最低でも、
150分の中強度の有酸素運動,もしくは75分の高強度の有酸素運動
をすることを勧めている。

例えば、30分の中強度運動を5回すれば満たすことができる。

しかし、具体的にどのように頻度を設定するかはあまり研究されていない。

そこで今回着目されたのが、WHOのガイドラインの運動を1~2日で達成するようにしているWeekend Warrior(週末戦士)だ。

これは普段忙しい人でも運動しやすいスタイルだと考えられている。
ただ、この利点(活動の少なさ)が明らかにされていないのが現状である。

そこで、1994~2012年の死亡証明書をもとに、身体活動量別にグループ分けして2016年に分析した。

群分けは以下の4つ。
非活動群・・・・・身体活動を行っていない
不十分活動群・・・身体活動を行っているが、WHOが推奨する時間に足りていない
週末戦士群・・・・身体活動を週に1~2日で行い、WHOが推奨する時間を満たす
定期活動群・・・・身体活動を週に3回以上行い、WHOが推奨する時間を満たす

結果

表2 死亡減少

非活動群の死亡率を1とすると、その他3群の死亡率は低くなっていることがわかる。

つまり、
週末戦士および週に1回~2回の身体活動量でも、一般的な身体活動ガイドラインの順守に関係なく、総死亡率、心疾患死亡率、およびがん死亡率を低下させるかもしれない。

具体的には、3割減くらい。

ということでした。


これは限界にも書いてあったけど、90%以上が白人なので他の人種ではどうなのかと思ったり。
あと、非活動群は高齢、喫煙習慣持ち、単純労働従事者、および長期の病気持ちの傾向があったのでそういったところにも要因があるのかなと思ったり。

自分の研究に活かすとしたら、週に1回の登山で、食後高血糖だけでなく、死亡率の低下に関係あるよーって持ってくかな。

まだ理解しきれていない表もあるので深めていきたい。


参考


ありがとうございました。

どんどん成長します!