眉について2

こんにちわメイクアップアーティストのTAKEです。延べ人数約4万人をメイクしてきた経験から導いた理論やテクニックを伝えていきます。
また根拠のない事が何かと多い美容業界ですが、科学的根拠も取り入れながら解りやすく伝われば幸いです。

それでは今回は「眉について」の続きをお話しします。
前回の眉山に続きポイントの2つ目に眉尻です。
但しこの眉尻は「不変的なもの」で変わりはないのですが少しだけ特殊です。それは眉尻に2つのポイントがあり、顔のバランスによって変わる点です。
「不変的なもの」じゃないの!?
と思われた方、すいません。この点だけは特殊だと思って下さい。
何故ポイントが2つ存在するのかを解説します。
眉尻は小鼻と目尻の延長線上が一般的です。これが眉尻の1つ目のポイントです。実はこの測り方は欧米から渡ってきた、奥行き比率の大きい欧米人の顔を元にした「黄金比」と呼ばれるバランスです。しかし元々日本人の顔は欧米人と違い顔の奥行き比率があまり高くありません(勿論全ての日本人に当てはまる訳ではありません)。なので奥行き比率の低い方が小鼻と目尻をつなげると髪の生え際辺りにまでこの眉尻のポイントが伸びてしまい、結果的に眉が顔からはみ出て見えてしまうだけでなく、顔が大きく見えてしまう原因にもなり得ます。
なので、もしこのように眉が長いと感じる時は、是非口角と目尻の延長線上に眉尻を持っていきましょう。これが眉尻の2つ目のポイントです。
この眉尻のポイントも眉山同様左右の高さは違っても大丈夫ですが位置だけは合わせましょう。理由は眉山の時と同様です。
さぁ、実際に自分は「小鼻と目尻の延長」なのか
「口角と目尻の延長」なのか測ってみて下さい。

あっ、一つ補足すると、
奥行き比率が高い=バランスよく綺麗(カッコいい)
と何の根拠も無い理論がよく言われたりしますが、根拠は有りませんので惑わされないで下さい。顔で大事なのは「奥行き比率」ではなく「バランス」だからです。比率が高い低いは関係ありません!

今回はここまでです。次回もこの続きからお話しします。それではまた!

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