母が死んだ①
こんにちわ♪
2020年10月26日に母が亡くなった。
病名:膀胱癌(骨転移)
去年の2020年1月の正月に実家に帰った。まだコロナの影響はなかった頃。私は都内に住んでいる。
その時に母から膀胱癌になったことを告げられた。
自覚症状があり、町医者で見てもらい膀胱炎じゃないかということで、薬を処方された。しかし効果もなく痛みも出てきたため再度同じ病院へ。もしかしたら、子宮からきているかもと、婦人科に案内された。結果は異常なし。そこで、ようやく癌の疑いで、大学病院を紹介された。
精密検査の結果、膀胱癌、骨に転移も見つかった、とのこと。
これを聞いた瞬間、「長くはないな」と思った。
でも母は元気。治す気満々。
実は10年ほど前に悪性リンパ腫を患ったが、見事完治している。
闘病過程での抗がん剤治療では、よく症状が見られるという、吐き気、高熱、食欲不振は一切起こらず乗り切った。ふくよかな母は、少しはダイエットになると期待していたようだが、少しも痩せなかったのである…
そんな経緯があるから故に、今回の癌もその時は余裕を見せていたのかもしれない。
正月滞在中は普通に過ごした。一緒にご飯を食べ、テレビを見たり、スーパーに買い物も行ったり。正月らしくのんびりと。
入院は1月末という事だった。
入院までの間は、いつから入院なのかなど、メールでやりとり。返事もすぐに返ってくる。
そして、2月初めに母から電話があった。
「言っておかないといけないことがある。膀胱癌は全部は取り切れなくて、おしっこはカテーテルになった、これはもう取る事が出来なくて、一生このままなんだって」
とガッカリしたように話した。私はそんながっかりしたように話す母に、詳しくあれこれ聞くことができず、
「お父さんの時はそんなことなかったのにね、膀胱癌って大変なんだね!」と話を少しすり替えた。(父は一年半前に肺癌のため亡くなっている)
母も、「だよねぇ!水溜まって抜くくらいだったもんね!」と話が自分じゃなくなったことで、少し明るくなったように思った。
「(母より)もっと大変な人もいるだろうし、仕方ないよね」と私は言った。母も納得したようだった。
2月に入り、コロナによる緊急事態宣言が発令。
母とは、たまにメールや電話のやり取りをしていた。
私は、ゴールデンウィークにはいつも帰省しているが、今回は母と相談し、母の闘病中にコロナになったら危険と判断し、見送った。
それまでも、メールなどで頼み事されたり、果物を送ってくれたり、夏に向けて乗り切ろう!と普段のように行動していたように思う。
そして、夏あたりからおかしくなっていった。
続きはまた次回!
読んでくれてありがとうございます!
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