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「ともに生きる社会かながわ憲章」をメタバースワークショップでお手伝いする

このたび、ご縁あって神奈川県主催の「ともいきメタバース講習会」というワークショップの設計及び講師を担当いたします。

REALITY XR cloud社からのプレスリリース

神奈川県の担当者さんとXRC社と学生インターンさんと一緒にこんな感じのワークショップを開発しています。


「ともいき」とは?

平成28年7月26日、県立の障害者支援施設である「津久井やまゆり園」において19人が死亡し、27人が負傷するという、大変痛ましい事件が発生しました。この事件は、障がい者に対する偏見や差別的思考から引き起こされたと伝えられ、障がい者やそのご家族のみならず、多くの方々に、言いようもない衝撃と不安を与えました。
(私自身も相模原市に住んでおり、強い衝撃を受けました)
神奈川県ではそれまでも「ともに生きる社会かながわ」の実現をめざしてきましたが、そうした中でこのような事件が発生したことは、大きな悲しみであり、このような事件が二度と繰り返されないよう、断固とした決意をもって、ともに生きる社会の実現をめざしていく姿勢が重要だと思います。

ここに平成28年10月14日に神奈川県で制定された「ともに生きる社会かながわ憲章」を引用します。

一私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします
一私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します一私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します
一私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます 

「ともに生きる社会かながわ憲章」、略称「ともいき」として、憲章の理念に基づく、共生社会の実現に向けた様々な取組が実施されており、今回のメタバースワークショップもその一環での実施となります。
何らかのディサビリティをお持ちの方(障がい者手帳の有無に限らず)の社会参加の機会を増やすことを目的として、アバター作成やデジタルイラストの作り方を学ぶ講習会を開催します。講習会で制作した作品は、REALITY xr cloud社により、今後メタバース上に開設する美術館で展示を行う予定となっています。

開催内容

第1回 ともいきメタバース入門
日程:令和5年8月22日(火曜日) 13時から15時まで
申込締切:令和5年8月14日(月曜日)
場所:かながわ県民センター 会議室
募集人数:8名
内容:メタバースって何だろう?すべての人が活躍できるメタバースの世界で「作り手」として参加してみよう。障がいのある方々に向けて、スマホ向けメタバース「REARLTY」の研究開発の現場から、専門の講師と一緒に新しい世界を探求してみませんか?

第2回 メタバースでアバターを作ってみよう!
日程:令和5年9月上旬(予定)
場所:横浜市内
募集人数:8名

第3回 描くことが楽しくなるメタバース時代のデジタルイラスト入門(1)(2)

以後続きます。必要な方に届け!

明日からリハーサルになります!!

余談:学生スタッフ募集を行いました。

本ワークショップのスタッフを募集すべく、学生さんでデジタルイラストレーションを専門にしている方を中心に探しておりました。幸いにしてデジタルハリウッド大学から応募してくださった方がいらっしゃいまして、面接を実施しました。その面接での話。エントリーいただいた方がpixivで映画「プロメア」のキャラクターイラストを描いていらっしゃったので、「TRIGGER好きなんです?」という話になって、その時に、かつて私自身が製作に参加した「宇宙パトロールルル子」の話になって、私自身の研究の話になったりしました。TRIGGER以外にもいろんな興味を持った学生さんで、専門はWebデザイン。ちなみに中国の映画「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来」を人工知能を使った分析研究に使われているなんて話にもなりました。
『きみは面白いな…』「白井先生に弟子入りしたいですね…」という感じで、無事採用になり、本人もめっちゃ満足げだったので期待です。面接なんてそんなふうに好きなものを早口で語ったほうがよいという好例だと思います。

その後、自分はルル子の制作に関わらせていただいた時のことを思い出しておりました。研究としては画像電子学会 第44回 年次大会「紙と鉛筆による手描きを中心としたアニメーション制作のためのスキャナ特性評価」で発表していますが、「SengaDoga」という鉛筆で原画を描くアニメーションのためのツールを開発していました。

デジタルペイントによるアニメーション制作手法が注目されているが,現存する商用アニメーションのワークフローにおいては,紙と鉛筆による手描きを中心としたアニメーション制作も依然として多く残っている.また,紙と鉛筆ならではの画像表現や,ワークフローの利点もあるが,学術的な評価がされているとはいいがたい.本研究は,紙と鉛筆による手描きを中心としたアニメーション制作を支援するツール開発に注目し,まず基礎的なデータとして,市場において入手可能なスキャナ製品を利用した特性評価に取り組んだ.結果として,画質と速度でピクセルサイズ誤差においては,シートフィード型スキャナが良好な結果を得たが,原画を痛める可能性,鉛筆粉がスキャナ内部に残る可能性,画像面は極力触らないという現場の作業倫理から,業務用途では利用できないという判断となった.一方で画像評価では十分ではない結果を得た非接触式のスタンドスキャナにおいては,作業のシンプルさによる速さ,原画を痛めないといった特徴が高く評価された.

画像電子学会 第44回 年次大会
紙と鉛筆による手描きを中心としたアニメーション制作のためのスキャナ特性評価

https://twitter.com/o_ob/status/720977599871102984

研究は研究として、テーマソングの「CRYまっくすド平日」という曲をYouTubeで探して聴いて涙していたりしました。

じつは2年ぐらい前に公開されていた。

この曲、とっても不思議な歌詞と歌い手の耳に残る声なのですが、ルル子の公式サイトに当時のディスコグラフィが残っていましたので紹介します。

自分が担った歌詞パートについては、物語の話の規模はどうであれ、どの時代のどの星のどの時間軸であろうとも万物共通だろう「一生の価値」とは「自分自身であれ」「自分次第だぜ」という気持ちを大切に、自分へも、または胸の中のルル子へも言い聞かせるように、且つできるだけ不特定多数の方へもそれを共有、連想してもらえるよう敢えてキャッチーな有名フレーズの引用やオマージュを多く取り入れ仕上げていきました!
http://luluco.tv/archives/special/opcomment

http://luluco.tv/archives/special/opcomment

なんだかジーンときますね…。

自分は耳が悪いのか「ドリームカムトゥルー」のところが「ドリームが足りねえ!」って言ってるように聞こえるんです。
足りてますか?ドリーム。

さて明日からのリハーサルも頑張ります!台風直撃ですけど!

追記:第2回報告編はこちら!


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