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メタバース開拓日誌

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写真、マンガ、VRエンタメから生成AI、研究開発、ワークショップ開発に就活から子育てまで。六本木で酒も飲まずに研究開発や作家活動を続けるメタバース開拓者の雑多な活動日誌です。 生…
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2024年9月の記事一覧

AICUのクリエイティブAIは秋の収穫祭!! 9月のリリースラッシュを迎えました。

先週9/24に書いた「AI開発案件に起きている地殻変動(2024/9月末)」という寂しげなタイトルのブログを書いのですが、ふとみたら、このブログだけで実は25,000PVぐらいみられていました。なんなんだ幻滅期か!? 地殻変動に負けずにAICUは今月もリリースを続けます! AICU Magazine Vol.5 Stability AI Forever! AICU マガジン「つくる人をつくる・わかるAIをとどける」高校生でも楽しめる未来のクリエイターのためのクリエイティブ

クリエイティブAIの個人化と手法化のハザマで属人的かつ非属人的なコンテンツを開発し続ける理由

先週末は、神奈川県の障がい者むけクリエイティブワークショップ「ともいきメタバース・出張型」の第3回が終わり、その後、カナダからやってきたComfyUIを開発するComfy Orgとのミートアップに参加した。 Comfy Orgの開発者たちは元Googleとか、非常に賢い人達で、当初自分が考えていた「交流」とは違う「何か」をガイドラインに引いていたように感じます。 まあそらそうだよな、世界中でComfyUIを奉りたい人たちがたくさんいる中で「属人性」という要素はなかなか難し

AIは魔法を超える - Sam Altmanが個人ブログで語るAGIがリリースされる未来社会の光と影。

2024年9月24日、OpenAI の CEO サム・アルトマン(Sam Altman)が、個人ブログにおいて意味深なエッセイを公開しました。 next.jsスタイルで書かれたシンプルな静的ページによって構成された氏のウェブサイトは、従来の氏のブログとは異なるドメイン「IA.SamAltman.com」に置かれています。今後の未来に向けて、時間の経過とは異なる場所に起きたいと考えた手記でしょうか。 カバーアートは画像生成で生成しました。 以下、独自翻訳と独自分析をお送り

#TGS2024 「ゲームのゲノムを探しにいけ!」各ブースの展示造作を味わう

「ゲームショウのブース写真」といえば、コスプレのおねえさんの写真を期待する人もいると思うんですが、お帰りください。 ここは各ブースの展示造作を味わうブログです。 今年の東京ゲームショウ、展示造作ですごくいい出展社たくさんいたんだけど、個人的にベストオブベストをあげたいのは「NHKゲームゲノム」ブース。 めちゃ狭いけどゲームゲノムの"答え合わせ"ができた。 そして天野喜孝さんの原画だよ!? 超至近距離撮影可 「ゲームゲノム」を知らん人へゲームを次世代に引き継ぐ文化とし

企業が炎上したそのとき。火事場のクソ力で生まれる「何か」とは。

スタートアップ企業はつい、小さな仕事をしがちです。 「起業の科学」という本に書かれている興味深い話で「スモールビジネスとスタートアップの違い」があります。 スタートアップ企業とスモールビジネスはにているようでいて、課題発見に走る、リニアじゃなくて「Jカーブ」を描く成長をする、というあたりがスタートアップ企業の特徴です。 顕在ニーズを解決しているのがスモールビジネスで、潜在ニーズを解決しているのがスタートアップともいわれます。 で、ここで例え話なんだけど「炎上を火消しに回る

AI開発案件に起きている地殻変動(2024/9月末)

画像生成AI分野でのお仕事の現在と明日をうらなう上で重要な要素。 ・速度感とサイズ感 ・自社開発の見返りは大きい ・コミュニティ・ドリブン ちょっとだけ解説してみます。 速度感とサイズ感最近のAI案件、特にPoC開発やインフルエンサー的なコンサル案件は急速に状況が変化していて、正直あまり羽振りのいい話は聞きません。 3ヶ月ぐらい集中してきたPoC開発案件は「3ヶ月もしたら、その課題感はすでに時代遅れ」ということも多くあります。 これは前からそうだったんですが、速度感はそ

Laval Virtual 2025公募+IVRC2024 LEAP Stageのお知らせ

本日のブログは IVRC国際化担当委員およびLaval Virtual評議委員として、 いくつかのお知らせを同時にお送りします Laval Virtual 2025公募のお知らせXRコミュニティの皆様、 没入型技術に特化したヨーロッパ最大のイベントである Laval Virtual が、2025年4月9日から11日まで、フランスのラバルにあるエスパス・マイエンヌで開催されることを発表できることを嬉しく思います。1999年以来、Laval Virtual はヨーロッパおよび国

収録してたら連休が過ぎ去る

Coloso新作の収録をしてたら6時間ぐらいぶっ通しでオンライン喋りっぱなしだった。 用事があって合間にこんな物を書いていた PNG Metadata Extractor MFT2024いけばよかったなRDK X3 というかJetson良いな!とかいってたけど10万円ぐらいするんだよな。1万円でこんなのでてくると、nVIDIAだけではない世界になるのも時間がかからなそう。大学生とかはどんどん手を出すべし。 ChatGPTのdall-E3で gen-id を語らせる実

GitHub Actionsだけで日本語論文TeXをビルドする

ちょっとした論文を書いていたのですが、TeXをビルドしようにも Overleafは使いづらくなっているし、OverleafのためだけにローカルDockerを立ち上げるのも大掛かりすぎるし(やった)、TeXに詳しくない共著者さんとソースコード感覚で管理するならGitHubで統合したいでしょ、と思いまして、GitHub ActionsだけでTeXをビルドできる環境を作りました。 TeXLiveの最新版を使って日本語環境でビルドします。 サンプルは、芸術科学会NICOGRAPH

「ゲームを語る」のシンギュラリティ

とあるゲーム研究者がとある界隈で軽く炎上しています。 いろいろ引用したいところではあるんだけど、米光先生の言が、コンテキストを表現する上でとても象徴的なので引用しておきます。 「ゲームって嘘説がはびこりがち」 「体験のアーカイブは、もう絶望的に難しい」 「なるべく多くの声や資料を残し、それについてたくさん語って」 「それらが一覧できる環境がいい」 ほんとそれですね。 「ゲームを語る」という行為は、いつ頃からこんなにめんどくさい世界になってしまったのだろうか。エンタテ

いそがしいけど成し遂げる

今週もあっという間に終わってしまった。 めちゃいそがしい、心を亡くすと書いて「忙」なのだけど、心を込めていそがしさを味わっている。 書けること書けないこと色々あるんだけど、 何かしら成し遂げたり、評価されてたりしているからいいことだと思う。 雑文を書いたらピックアップされた忙しいのに何の仕込みもない経営者向けのブログを書いた。 ▶ヴィレヴァン経営難から学ぶ1万字超え。ヴィレヴァンは「ナレッジのヴァンガード」になって欲しい。 note公式のピックアップ記事になってしまっ

ヴィレヴァン経営難から学ぶ1万字超え。ヴィレヴァンは「ナレッジのヴァンガード」になって欲しい。

個人的にとてもつらい出来事があって、いつものクリエイティブ作業が手につかなくて、代わりに経営について色々考えることがあって。そんなところに数日前の東洋経済の「ヴィレッジヴァンガードの経営難」に関する記事が視界に入ってきました。 ▶大量閉店「ヴィレヴァン」経営が犯した最大の失敗 山ほどある判断ミス、一番まずかったのはこれだ/谷頭 和希 : チェーンストア研究家・ライター 2024/09/10 7:00 ヴィレヴァン(VV)大量閉店、寂しい。それはそう。 かつての同僚、Iz

Google Docsに電子署名機能がついた…めちゃ便利…と思ったけどGASで扱えないバグを発見してしまった

Google Workplaceユーザー限定ですが、eSignature機能が実装されました。 Toolsから「eSignature」で扱えます。 こんな風にサインやイニシャルのプレースホルダを設定します。 で、「Request eSignature」すると、署名者にメールを送れます。 メールは日本語できます。すばらしい。 利用規約はこちら。2024 年 4 月 30 日にできたばかり。 発信の手続きやPDFの場所を管理できるといいなー、と思い、GASで叩いてみたい

技術書典17、参戦します! #DHGS_CAIL

秋の技術書典17の話題です。実は前回、サークルでの出展を見送ってしまったのですが、今回は無事エントリーできました。 DHGS_CAIL(ディーエイチジーエスカイル) は、VR、SNS、ゲーム、Crypto などのメタバース分野に加えて、Stable DiffusionやChatGPTに代表される画像生成AIや生成AIを使ったクリエイティブ手法の探求・研究を行っている社会人研究サークルです。 社会人大学院生を中心としたメンバーで、CAIL24は、大学院生、留学生や、昼間はI