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大切なのは「個」だと思う。2001年

「個」について過去の松本隆さんがどこかで書いていらしたわ、と切り抜きファイルを何冊か捲っている。stay homeにはうってつけ。
これは平成13年12月26日の夕刊、たぶん日経新聞紙だったと思う。週に1度、半年の連載。掲載当該曜日には自転車で坂を降りて駅売りを買いに行ったものだ。オペラ座鑑賞の内容が初回なら7月スタートか。10月第一週のタイトルが「修羅を生きる」だったのは、9.11があったからだ。そんな2001年。

その年の12月「大切なのは個だと思う」と文章にある。この週のタイトルは「瑠璃色の地球ふたたび」

当時、ほかの松本さんの記事でも「個」「孤」がこれからのキーワードになる、と読んだ記憶があるが定かではない。「一丸と」という言葉も行動もわたしは好きじゃないので、そのとき救われた気がした。

現在進行形、米大統領も9.11を超える衝撃と発言する現況。今回のウイルス発現でSocial distance保て→「個」「孤」の必要性を実感。群れることがすきなひとにはしんどいと思う。わたしにはこの言葉を持っていた。「個」
当時のみえる敵と今回の見えない敵とはまったく状況は違うが、気持ちの落とし所はそこだ。

この連載は、もしやまとめた書籍に入っているかも。ちょっと湿りそうな新聞の手触り。いまは切り抜きの波で心地よく言葉浴び。
なみのまにまに!


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