反射望遠鏡のフードのDIYレシピ
はじめに
海外のアマチュア天体写真家から個人売買でASA 8Nを購入したので、早速、フードを自作しました。当然、このサイズのものは売っていないので、みなさん自作されますね。
材料
アルミロールマット
ホームセンターに売っているよくあるレジャー用のアルミロールマットです。
アルミテープ
こちらもホームセンターに売っています。
PPクラフトシート
大型のホームセンターに売っていたものです。黒くて切れるものであればなんでも良いと思います。
植毛紙
ネット通販で購入しました。
ボンド
ポリプロピレンも対応しているものが必要です。
黒板スプレー
内側の塗装用です。
設計図
簡単ですが、まず図面を引いてみました。フードの長さは適当、鏡筒の長さとの比率で大体30センチとしました。そのうち5センチの部分が鏡筒を締め付けるような感じにしてます。そこに遮蔽板を10センチ間隔で3枚配置します。反射鏡の直径が20センチですので、21センチ、22センチ、23センチの直径で切り取りました。
制作過程
PPシートをコンパスカッターで切断します。
そのあとで、植毛紙に貼り付けます。PPシートのままだとテカリがあるために植毛紙で両面を覆っちゃいます。
設計図どおりに切断したアルミシートと遮蔽板を組み立てていきます。メルディングテープで仮組み立てしてから、アルミテープで結合するようにしてます。
これで全体がくみあがりました。⇩
アルミシートで2重にしています。
⇩さらに、補強をするために余ったアルミテープでまいておきます。そうすると売り物みたいになります。
最後に、内側を黒板用スプレーで塗装して完成です。塗り漏れがないように最低二回はスプレーしましょう
さいごに
コンパスカッターで円形にカットするところだけ、中心点がずれたりして失敗することがあるのですが、それ以外は特に難しくないです。
新しい望遠鏡を手に入れると、儀式のようにフードを自作しています。より愛着がでてきますね。安くて、軽くて、簡単です。
経年とともに内側の黒板塗装が剥がれてきて、反射鏡に落ちたりするので、数年に1回は塗装するとかのメンテナンスは必要です。
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