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#54 22/23 Bundesliga 第13節 Hertha Berliner sc vs FC Bayern München

はじめに

現地時間5日15:30kickoffのゲーム。
舞台はドイツの首都ベルリンにありますベルリン・オリンピアシュタディオン。
12節終了時点での順位はヘルタ14位、バイエルン2位。

ヘルタは昨季16位でぎりぎりの残留。今季もここまで2勝のみと苦しんでいる。王者バイエルン相手に厳しいゲームを強いられることは間違いないが食らいついて勝ち点を奪いたい。

バイエルンはINweek明けからの公式戦10試合で38得点と得点力爆発。その中核を担うのがチュポモティン。6試合連続得点中と絶好調を維持しており今節も得点が期待される。已然として首位をウニオンに明け渡しており、WC前までに首位に返り咲きたい。

過去4試合の戦績

直近4試合はバイエルンの全勝。
ヘルタが勝利したのは2018.9.29 第6節 2-0のゲームまで遡る。



前半kickoff

4-4-2。
ゼルケとルケバキオの2トップ。
中盤は右からリヒター、ゼルダー、トゥザール、ボエティウスの4枚。
ノイアーは9節ドルトムント戦以来8試合ぶりの公式戦。
怪我明けのサネはフライブルク戦以来6試合ぶり、リュカはGS第2節バルセロナ戦以来、実に11試合ぶりのメンバー入りとなった。


4分 ルケバキオのシュート
    →ノイアーのセーブ

11分 ゼルケのシュート
    →ノイアーのキャッチ

12分 マネの運びを受けたムシアラが冷静に流し込み先制 0-1

12分 ムシアラのゴール
    (A)マネ
 ↓
◎中盤でのこぼれをマネが拾ってあっという間にドリブル。右に流れたムシアラにラストパスを出し、ムシアラは落ち着いてサイドネットへ流し込んだ。

24分 マネのシュート
    →クリステンセンのナイスセーブ

27分 リヒターのシュート
    →ノイアーのナイスセーブ

33分 ムシアラのシュート
    →ケンプフのブロック

37分 こぼれにいち早く反応したチュポモティンが追加点を押し込む 0-2

37分 チュポモティンのゴール
 ↓
◎中盤でキミッヒがタイミングをずらしての巧みなドリブルからゴレツカがシュート。ブロックにあってこぼれたところにチュポモティンがいち早く反応して押し込んだ。クリステンセンの股を抜いてゴールへと吸い込まれていった。

38分 ニャブリのクロスのこぼれにまたまたチュポモティンの珍ゴール 0-3

38分 チュポモティンのゴール
 ↓
◎マネがハーフウェーラインで奪いきってPA前までドリブルで運ぶ。右に上がってきたニャブリがなんとかクロスをあげてロヘルに当たるもチュポモティンが泥臭く押し込んだ。振った右足は空振り、左足の膝?スネ?でなんとか押し込めた。笑

40分 リヒターのクロスにルケバキオのボレーシュート 1-3

40分 ルケバキオのゴール
    (A)リヒター
 ↓
◎デイビスとウパメカノが左サイドに釣り出されたところリヒターが上手くギャップに抜け出す。落ち着いてクロスをあげてルケバキオがボレーで叩き込んだ。

44分 VARでパヴァールにファール
    (ゼルケのかかとを踏む)
    →PK献上
 ↓

45分 ゼルケのゴール (PK) 2-3

45+3分 前半終了



前半総括 2-3

ヘルタは4-4-2のブロックを引いて上手く守っていた印象。引っ掛けてカウンターのシーンはいくつか生まれていた。3点差をつけられてからも気持ちを折らずにプレーできたのは素晴らしい。実際に1点差まで迫り、後半に十分に希望を持って臨めるためまだまだ試合はわからなくなってきた。バイエルンの心臓であるキミッヒをフリーにするのか押さえるのかはしっかり決めてプレーすべきだろう。

バイエルンは立ち上がりビルドアップに苦戦。10分くらいまではなかなか上手く前に運べずチャンスシーンも作れなかったが、前線でのハイプレスから掻っ攫ってそこからの流れるような得点は質の高さを見せつけた。
キミッヒが割とフリーでビルドアップに参加できたため得点後はそこまで難しさは感じなかっただろう。
ボールロスト後の回収速度も早く良いトランジションでゲームに入れていた。
どのゴールシーンもアタッカーはPA内に収まっており狭い空間での攻撃を完結させていた。
チュポモティンの好調さを表す泥臭いゴールで3点差つけるもののすぐに2失点。軽率な守備が目立ち1失点目は特に酷かった。ここはアウェイの地。雰囲気に飲まれる前にすぐにでも差を広げたい。



後半kickoff

51分 マネのヘディング
    →枠外

57分 ロヘルのOG
 ↓
59分 オフサイドで得点取り消し
 ↓
◎密集した狭い空間でも失わなかったバイエルンの技術・切り替えの速さは見事だった。

60分 ニャブリのシュート
    →枠外

62分 ウパメカノの危ない縦パス
    →受け手のミスからピンチを招く

63分 デイビスに腿裏のアクシデント

64分 Bayern
    in コマン、リュカ
    out マネ、デイビス

65分 Hertha
    in ミッテルシュタット、カンガ、
               エジュケ
    out プラッテンハルト、ゼルケ、
                  ゼルダー

75分 Bayern
    in サネ
    out ニャブリ

78分 Hertha
    in マオリダ
    out リヒター

78分 Bayern
    in ザビッツァー
    out ゴレツカ

85分 Hertha
    in プリンス・ボアテング
    out トゥザール

89分 ノイアーの魅せるスキル

90+1分 サネの直接FK
     →枠外

90+5分 試合終了



試合総括 2-3

バイエルンは本当に難しいゲームを制することができた。後半は両チーム合わせてほぼシュートシーンは無かったが見応えのある緊迫したゲームだった。
球際の激しさは両チームとも高く、奪われてからのトランジション、攻めの速さすべて高いレベルで行われていた。
本気のバイエルンを見れたなという印象だった。

ヘルタは球際の激しさやタレントを見ても下位に沈んでいるのが嘘かと思うくらいの出来だった。バイエルン相手に3点差をつけられてからも諦めなかったことや後半のカウンターの脅威は称賛に値する。

バイエルンは久々に危ないゲームとなった。トランジションの速さを意識したための失点という感じもしたため、「緩み」という一言では片付けられないがリスク管理において課題があったのは事実。ウパメカノはルケバキオの抜け出しに負けすぎなうえ、受け手のミスにつながる無理な縦パスを出していて、個人的な評価は最低評価だ。サネとリュカが復帰したのは大きいため1試合でも早く本調子を取り戻しワールドカップでも活躍を願いたい。キミッヒやゴレツカ、そしてデイビスに怪我の心配があるため大事ではないことを本当に願う。

個人的MOM

🥇ムシアラ
🥈マネ
🥉チュポモティン

他ではキミッヒやマズラウィも良かった。
ヘルタではルケバキオが身体的な能力で頭抜けていた。

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