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地域全体を一つの大きな施設へ

こんにちは!

埼玉県で介護福祉士をしている大西です!


今回のテーマは「地域」と「施設」です。


具体的な行動、というよりも「こうなるといいなぁ」という構想的な物です。
漠然とした回ですが、地域作りの一つのきっかけになると良いなと思い書いていきます。
それでは第275弾です、よろしくお願いいたします!


地域に出ていく介護職たち 

施設は閉じられた環境

そんなことを思っていた時期がありました。

自分自身、特養に7年以上勤務しており色んなことを想いながら働き、壁にぶつかったりもしました。


その時から、この閉じられた環境にずっといてはいけない、外の世界に飛び出そう!!
と思い続けてきました。

しかし、実際はどうでしょう?

施設介護と、訪問介護ではいったい何が違うのでしょうか?

目の前の人の為に力を発揮し、生活を支えるという介護の本質は一ミリも変わりません

それどころか、そうやって棲み分けてしまうといけない感じがします

どちらも本質は変わらず、そして確かに違うところもある。


僕は在宅介護を経験して、心の底から分かった事があります。

それは「施設経験は強い」という事。

施設で経験し、学んだ事を訪問業務にとても活用しています。


例えばオムツ交換然り。

良いか悪いかはお置いておいて、特養時代、本当に時間に追われていました。
それこそ、オムツ交換のスピードによって全体の排泄介助回数が一回減るか減らないか、というほどに。


一分一秒を争う時間感覚、いかに効率よく排泄物を処理するかの判断力、お通じの有り無しの判断、出そうなときの対応方法、等など…

時間に迫られていた環境で、それでもと諦めず工夫していた結果、それらを自然な「技術」と「感覚」として身に着ける事が出来ました。


そして、そうやって身に着けたものをこうして在宅に輸出する(個人的な表現)事が今後効率が良いと感じています。


そうして重度の方から軽度の方、認知症状の度合いに対応出来る介護職を育てて地域に輸出していく。

そうする事で、マンパワーのある訪問介護職員が増え本当の意味で地域全体を支えられるのではないかと考えています。


あるいは、
訪問介護で培った一対一のコミュニケーション力、報連相のスピーディーさ。家族対応などのスキル。
それを施設に輸入する流れも良いかもしれないですね。

施設で育てて、あるいは両立で育てて、施設と在宅を複合的に回っていく。

僕の中ではそんなビジョンが見えています。


定期巡回の汎用性


僕は、この為の仕組みを「特養」と「定期巡回」の二つを持っている事業所でなら出来ると考えています。

最初は看多機か小多機かな…と思いましたが、この二つで行える在宅支援は通常の訪問介護と同じ仕組みです。

通常の訪問介護で支えらる人は良いですが、定期巡回をしているとやはり圧倒的な違いを感じます。


そして特養である理由としては「終の住処」と呼ばれる故です。


限られた人的資源で、その日によって体調に変化のあるお年寄りを介護するには訪問介護はあまりにもルールが厳しすぎます。

その為、自由度の高い定期巡回で支えていく必要があると感じるんです。


利用者のケアマネ以降などは大変化もしれませんが、そこが連携を取りスムーズに行くようになると良いんじゃないかと思います。

定期巡回は本当に汎用性の高いサービスです。


泊りが多く、状態が安定しない時は看多機や小多機で

自宅で安定して生活をしたい時は定期巡回

そんな風に使っていけると良いのかなと思います


今後、自分の勤める事業所でも看多機が始まります。
実際に軌道に乗れば見えてくる事もあると思うので、引き続き様子を書いていこうと思います。


それでは今回も読んで頂きありがとうございます。
次回もまたよろしくお願いいたします!!



未来を創る介護福祉士  大西

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