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俳句の世界


note  16日目。


日曜日の夜は、その週に録画したテレビ番組を見ながら夜ご飯を食べるのが一番の楽しみ。

真っ先に観るのは、木曜日の19時からTBSで放映している『プレバト』の『俳句の査定ランキング』。

出演しているタレントや俳優、芸人たちが、自分の詠んだ俳句を添削する先生の言葉に一喜一憂する。


添削をするのは、俳人の『夏井いつき』先生。

俳句を通して日本語の豊かさ、奥深さを教えてくれる。

夏井先生の毒舌コメントや、ダウンタウンの浜ちゃんの軽快なMC、『永世名人』を目指す梅沢富美男さんと先生との掛け合いがめちゃくちゃ面白いけど、何より引き込まれるのは、夏井先生のあざやかな添削。作者の話を聞きながら、語順を変えたり、言葉を足したり消したりしながら、みごとに詠み手の意図を『映像化』する。

先生から、けちょんけちょんに言われて萎れた表情をする作者も、先生の添削を見るとぱあっと顔が晴れる。


俳句はたった17音の中に季節を織り込み、自分の想いや世界観を表現する。

きっと、世界中のどこを探してもこんな豊かな文芸はない。


語数が限られるため、句の中に『説明』が入るのを嫌う反面、言葉に意味を乗せすぎて何を言いたいのか分からないと独りよがりの句になってしまう。5・7・5の定型を崩して、わざと破調にすることで勢いを出したり、季語を入れない『無季の句』として作者の想いや意図を表現したり。俳句は一語一語に背景を持たせる。

季語が集められた『歳時記』をちらっと見てみたことがあるけれど、日本語は本当に豊か。もし、戦後に使われなくなってしまった言葉が現代でも普通に使われていたとしたら、今とは全く違う文化になったのではと思う。


言葉の数は文化の豊かさ。


これからの時代は、『効率』『時短』『規格化』が優先されていた これまでの傾向から、『こころの豊かさ』や『個々の力』に焦点が向けられていく。

そこに必要なのは、きっと自分独自の『感じる心』とそれを表現するための『言葉』。


もっと、もっと、沢山の言葉を取り込んでいこう。

出来れば、いつか夏井先生の俳句教室に参加して、毒舌を吐かれながら思いっきり添削されてみたい。

きっと、今まで見えなかったモノが見えてくるかもしれない。




俳句に少しでも興味を持たれたら、『プレバト』は本当に面白いので、是非一度観てみてください(#^^#)

https://www.mbs.jp/p-battle/



やっぱり、日付が変わってしまったけど…
今日も一歩前へ。


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