見出し画像

ラストオリジン 解体者アザズで永遠の戦場を制覇してアザズの強さを証明する記事

前書き(これは読まなくていい)

イベントで資源がモリモリ溜まることに加え、資源消耗イベントなんてものが始まったこともあって最近は本格的に図鑑埋めに乗り出しました。
それから保護機を埋めるために4000/4000(3400/300/300)/900で製造を続けていたところ、壁になるかと思っていた解体者アザズとムネモシュネを結構あっさり入手してしまい、残すはニッキー・トレイシードラキュリナの2体のみとなりました。
ニッキーは図鑑埋めの障害となっている報告をよく見るので多分かなり出にくいのだと思いますが、ドラキュリナが残ったのは意外なところ。

それはそうと、解体者アザズを引いたわけです。
ストーリーの8章で登場した際の何ともシュールな言動が印象深く、気に入っていたキャラなのですが、ようやくお迎えできました。
じゃあ、せっかくだから戦闘でも使ってみようと思ったのですが、彼女の戦闘面での評価は私が確認したところお世辞にも高いとは言えません。

おおむねどこを見ても「保護機としては論外、AGSのサポートをさせるならそれなりだが、サポートするだけならもっと良い奴がいくらでもいる」といった感じの評価を受けており、何とも残念なキャラ扱い。
しかし、この評価について私はかなり疑問がありました。少なくともスキル情報を見た限り、そんなに弱そうには見えません。
というわけで、アザズで現状のエンドコンテンツと思われる永遠の戦場を攻略してみようと思い立ったのが今回のお話のはじまりです。

編成を考える

解体者アザズのスキルの特徴ですが、保護機でありながら指定保護や列保護・行保護を一切持っていません。
その代わりと言うべきかAGSへの攻撃・防御・行動力のバフを持ち、待機することで味方全体へのダメージ軽減バフを与えられます。
さらに敵の数が多いほど強力になる攻撃デバフまで有しており、保護こそ行えないものの味方全員の耐久力を満遍なく上げることに優れています。
各スキルの倍率は最大レベルで味方の防御+35%、ダメージ軽減30%、敵全体に(攻撃力-3.5%×敵の数)を付与と、結構な数値。

さらにアザズはユニット設置スキルを持ち、設置したユニットゴールデンファクトリーは味方全体に攻撃力・行動力のバフと、1500もの数値のバリアを毎ターン付与します。
元々AGSユニットの耐久力はバイオロイドと比べて高いため、これだけのサポートがあればアザズが保護しなくても各々が普通に敵の攻撃に耐えられそうな感じがします。
「保護機なのに保護ができないから弱い」という評価に対して真っ先に疑問を感じたのはこの点です。

これが解体者アザズの最強編成だ!

ということで考えたのがこの編成。
まずAGSへのバフを活かすために味方はAGSで固めるとして、最も相性が良さそうだと感じたのがロク。彼は味方へ強力な回避バフと反撃を付与できますが、これは一度攻撃された時点で解除されてしまいます。
つまり単体の味方が集中して攻撃を受け持つよりも、満遍なく攻撃される編成でこそ活きる能力であり、今回のコンセプトにぴったりです。

そして、反撃と来れば絶対に採用したいのはタイラント。理由は言わずもがな、凄まじい破壊力を持つ一方で致命的に足が遅い欠点を補ってくれます。
このままだと速攻の能力が足りないのでセルジュークを採用。
最後に強力な全体攻撃とサポート能力を持ち、命中補正付きのアクティブ1でタランチュラ対策のできるエイダーを採用しました。

開幕にセルジュークが敵を一列消し飛ばし、追ってロクとエイダーで敵を蹂躙。残った敵をタイラントが噛み砕く。
フライヤー/フリーザー対策の属性攻撃と、チックコマンダー対策の保護無視攻撃もキッチリ盛り込んだので永戦対策はバッチリです。

第一次遠征

想定通り第1ラウンドはセルジュークのみ先行。それどころか手厚いバフのおかげで第2ラウンドに敵が誰も行動しないままタイラントすら動き始めています。
というわけで敵の雑魚を蹴散らし、蹴散らし……

29階層はギリギリ勝てた

28階層と30階層をクリアできずに終わりました。

まず28階層ですが、フリーザーの相手が想定以上にキツい。と言うのも、フリーザーヘッドが「敵にロボットが3体以上存在する場合AP付与」を持つせいで開幕に一斉攻撃してくる上、アザズやロク、エイダーは一撃で中破するほど攻撃が重い。タイラントのプライマルファイアさえ通れば敵を倒すことはできますが、どう頑張ってもその先が勝てない。
セルジュークをシェードに入れ替えればwave1は無傷で突破可能になりましたが、結局その後で詰まりイモータルエクセキューショナーの姿を見ることもなく撃沈。
そして30階層はとにかくアクアチックGが問題。行動順をムチャクチャにされてボコボコにされました。

27階層までと、29階層はクリアできました。
これじゃダメだ。何の自慢にもならねえ。

あえてタランチュラを自爆させて処理する図

それに、これがアザズの限界だとも思えません。
実際使ってみて分かりましたが、まず味方全体の耐久を上げて耐える戦法は誤りでした。ロクやエイダーは耐久バフを与えた所で普通に脆いし、タイラントすら属性攻撃を連発されたら長くは耐えられません。
と言うか味方に満遍なく攻撃を当てたいって言いながら自己標的持ちのタイラント入れてんじゃねえよバーカバーカ!!

一方であまり注目していなかった、アザズの「ゴールデンファクトリー設置後に待機すると自己標的と被害無効化を得る」効果が強力極まりないことが分かりました。
と言うのも私は、この待機による標的&被害無効化はファクトリーの設置後1回しか使えないと思っていたのですが、実際はファクトリーが存在する限り毎ターン使えるため、設置後3ターンもの間あらゆる攻撃を無力化できるのです。
実際、ある程度上位の階層に来てからはアザズがファクトリーを設置して待機するまでの時間を稼げるかどうかが勝敗の分かれ目となっていたため、根本的な戦略ミスでした。

これが解体者アザズの本当の最強編成だ!!

とにかく、アザズに設置→待機を最速で行わせつつ、アザズを標的にした攻撃に味方が巻き込まれないことが大切。というわけで考えたのがこれです。
カーンとミホでアザズを加速し、素早く設置から待機を行わせます。
そして、設置後3ターンが経過してファクトリーが消滅した後は再設置→待機の間が隙になるため、再設置後にエクスプレスでAPを補給し、敵の攻撃前に待機を行うことで絶えずアザズに被害無効化を張り続けて常時無敵になることを狙った編成でした。

が、これは即座に頓挫しました。実際試してみて分かったのですが、アザズが標的&被害無効化を得る条件となる「部品確保状態」はファクトリーが場に存在する状態で迎えたラウンドの開始時に付与されるようで、設置したラウンドに即待機しても効果が得られなかったためです。エクスプレスの採用理由が消滅しました。

さすがに常時無敵なんて美味い話はありませんでした。というわけで編成の練り直しです。3ターン経過後にはどうしても隙ができるのは防げません。となれば、ファクトリーが消える前までに敵を全滅あるいはそれに近い状態に持っていける火力か、ファクトリー再設置の隙を上手くカバーする手段が必要です。

それで真っ先に思いついたのはクイックキャメル。カーンとの攻撃支援・共同攻撃で敵を蹴散らせる…と思ったのですが、アザズを狙った範囲攻撃に巻き込まれない位置(4か8)に置こうとするとお互いのバフが全く当たらなくなるのが非常に痛い。
次なる候補はアルバトロス。自身のサポート能力が高い上、AGSなのでアザズからのバフを受けられることが中々の魅力。しかし何と言っても最大の利点は待機により味方全体に1回の被害無効化を張れること。
ファクトリーが消えたタイミングでアルバトロスが被害無効化を張れば、再度アザズが待機するまでの時間を稼ぎやすくなります。
とは言え一人が集中攻撃を受けた場合はどうしようもないし、クイックキャメル同様安全な位置に置こうとすると味方にバフが上手く当てられません。

これが解体者アザズの本当の本当の最強編成だ!!!

そして結局こうなりました。
シェード入れてるんだから、もうエラでいいじゃん。

実際のところ天空のエラは破格の属性デバフばかりに目が行きがちですが、アクティブ2により有害効果解除を行いつつ、次のラウンドには攻撃・回避・命中・効果抵抗・APへの多大なバフが行えるため、ぶっちゃけ属性アタッカー以外と組んでも十分すぎるくらい強いです。なんで自然保護用バイオロイドのくせにこんな殺戮の化身みたいな能力持ってるんだこいつ…

第二次遠征

というわけでこの改善型編成ですが、全力で加速しているだけあって基本的に敵が全く行動しないうちからアザズの設置→待機が完了します。
そんなわけで壁だった28層を突破。ただイモータルエクセキューショナーはどうしても討伐に時間がかかり、再設置の隙にエラが2回叩かれて落ちました。偶然エラが狙われたのか、もともと起動型狙いなのかは不明です。

そして問題は30階層です。今回の編成はアザズの加速に重点を置きましたが、前回の敗因だったアクアチックGが出る戦闘ではアザズを加速しても全く追い付けないため甚だ不安です。まあ、もしかしたら何とかなるかもしれないのでやってみましょう。

勝てました。
アクアチックGによって加速されたカーンとミホでアクアチックGを撃破、雷缶を持たせたシェードで赤ボンの反撃に耐えつつ周囲の敵を掃除、後攻が取れるタイミングで赤ボンを撃ち抜き、あとは全力で殴っての勝利です。
とは言え敵の攻撃を完全に止めるのは流石に間に合わず、チックエンペラーに撃たれてカーンが落ちてしまいました。
それでも最大の難所を抜けた今、もう怖いものはありません。あとは残りの戦闘をサクッと終わらせて……

アザズで勝ちに行ったのにアザズが落ちた状態で勝利したぞ!!
原因は最後の敵、ネストの攻撃に強化効果解除があるためです。万全の状態で構えていたアザズがあっさりと床に寝転がり絶体絶命かと思われたものの、敵の次の攻撃が来る前にシェードが暴れて勝利です。
かくして解体者アザズ隊は解体者アザズのいない勝利を掴みました。

結局、解体者アザズは強いのか?

デストロイヤーの攻撃も当然無効だが攻撃タイミングを掴むのが難しい

微妙。
いわゆる「ダメ」をソフトに表現した意味で使われる"微妙"ではなく、本当に微妙なラインです。
結局アザズを軸にした編成で永戦の制覇は成功しましたが、最終的にはシェードとエラが強いだけみたいな結果になってしまったのが悔やまれる点。
とは言えそのシェードに対して強力な攻撃・行動力バフを与えているだけでもアザズの能力は活きているし、アザズの凶悪な耐久性があってこそ突破できた場面は多々あったため、贔屓目を抜きにしても無意味な置物ではなかったと思います。

特定の天敵さえ出てこなければ無敵、という特徴はゴルタリオンに似たところがあり、さらにロボットを中心に強力なバフも行えるためポテンシャルは相当高く感じます。
少なくとも「保護機なのに保護できない雑魚、精々AGS限定のサポーター」みたいな評価は絶対ないな、と思います。メチャクチャ強いとまでは言わないけど、どう考えても弱くはねえよ。

最終メンバー所感

今回の分隊のリーダー、解体者アザズです。
被害無効化を張る前提なので耐久に振る意味がないし、ミホに反撃を付与されることも考慮してステータスは攻撃面に全振りしました。
元々攻撃性能が低い上にノーリンクなので気休めにもならないかと思いましたが、防御の低い相手になら8000くらいのダメージを出せていたのでフルリンクなら案外普通に火力として計上できそうな気がします。タランチュラくらいなら反撃で落とせそう。
待機を繰り返す都合上APはダダ余りで、たまに攻撃→待機を行う余裕もあり、その際はミホの攻撃支援も付くので以外なほど攻撃面でも貢献しました。

アザズの加速要員、兼サブアタッカーのカーン隊長。
加速目的だけで採用したのでそれ以外の相性は二の次のつもりでしたが、アザズの待機時のダメージ軽減はバイオロイドにも有効な上、ゴールデンファクトリーのバリアもカーンのペラッペラな耐久を補ってくれるため、うっかり仕留め残った相手から反撃を貰ってもカーンが落ちる心配がなくなる点は地味に好相性でした。

加速要員兼サブアタッカー2号のミホ先生。
実は今まで一度も使ったことがなかったので今回いきなり2段階昇級させて投入しましたが、それだけの働きはしてくれました。
命中バフの強さを活かしてタランチュラを処理する仕事を担当したり、シェードが仕留め残ったテストゥドを撃ち抜いたり、アザズに反撃と火力バフ、ついでに攻撃支援を付与してダメ押しの火力担当に変えたりと幅広く活躍した陰のエースです。

説明不要のメインアタッカー。周回・高難易度攻略の双方に優れ入手も容易な最強ロボットのシェード君。
エラ以外のデバフ担当がいないので純粋な火属性編成ほどの火力は出ませんが、それが何だと言わんばかりの大暴れでした。
最終戦後の画像なので雷缶装備ですが普段はエネパ装備です。

死の天使です。
強すぎて解説することがありません。

お疲れさまでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?