「数字に弱い」とは言わせない、という話
そろそろ本気で経理の担い手を増やしたいと思っている今日この頃、人材を確保するのは零細企業にとってとても厳しい課題です。
自分がそうだったように、今いる社員から経理に引き抜いてみるのも一つの手なのですが、
例えば製造部員に経理の話を持ちかけてみると、ほぼ同じ答えが返ってきます。
体育会系だから
数字に弱いから
「数字に弱い」という言葉はよく聞きます。
数字に弱いっていったい何なんだろう、果たして私は数字に強いのか。
といつも思っていました。
「数字に弱い」とは?
数字に弱いとはどういうことでしょうか。
ChatGPT氏に聞いてみました。
では克服する方法はあるのでしょうか。
これもChatGPT氏に聞いてみました。
そらそうですよね、と言う感想です。
では私なりの考えを書いてみます。
数字にはストーリーがある
「今見えている数字は今まで自分がやってきたことの結果でしかない」
というのが私の考えです。
そもそも数字を数字として考えない方がいいと思っています。
例えばクレジットカードの請求額を見て、訳がわからないなんて人はいないでしょう。
いつどこで何を食べて、電気水道をどれぐらい使って携帯電話にいくらかかって…
1ヶ月の行動を振り返れば請求額なんてすぐに理解できますよね。
経理の数字なんてそんなもんです。
日々の取引の流れ、お金の流れをまとめたものが試算表なんです。
1日1日を大切にしていれば、その試算表の数字が何を語りかけているのかがわかってくるような気がします。
もう一つ、「体育会系だから」という人もいます。
いや、体育会系だからこそ数字とは切っても切れない関係なのではないでしょうか。
試合のスコア、スタッツ、結果。全て数字です。
試合結果とその試合の流れを振り返ることはよくあるはずです。
よくない結果だったなら同じことにならないように改善していくのもアスリートなら当然のことでしょう。
そういうことができるアスリートが経理をすることに何の違和感も感じません。
簿記や法律の知識を習得するというハードルは高いかもしれませんが・・・
というわけで、数字に弱いとはを考えてきました。
数字には必ずストーリーがある。
そのストーリーを把握していれば数字に弱いなんて思わなくなると私は思います。
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