月組公演『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』感想 (2020/10/07投稿)

久しぶり〜

月組行ってきたから感想書くね

ちなみに観劇は雪組ワンス以来9ヶ月ぶり

だからさ…劇場入った瞬間ちょっと泣いたよね

宝塚大劇場と書いてふるさとと読むタイプのオタクだから…(どんなタイプ?)

『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と』

面白かった!

私、和物は比較的つまらんと感じがちなんだけど、今回はどの場面も飽きずに見られたな。

たぶんその要因は、クラシックと日本舞踊の融合という新しさ、斬新な構図(奥行きを生かした舞台装置、現代的だけどシンプルだからか日本物として成立している背景、大人数の生徒が斜めに配置される場面など)が影響してるんだろうな〜と思った。

今回は坂東玉三郎さんが監修されているらしく、どこまでが玉三郎さんの意向かは分からんけど、

玉三郎、やるやん…( ͡° ͜ʖ ͡°)の気持ちになった(スーパー上から目線)

私が日本物で決まって眠くなる場面は松本悠里さんメインの場面なんだけどさ(おい)、今回は全然眠くならなかったもんね。

玉三郎、やるやん…( ͡° ͜ʖ ͡°)

松本悠里さんも近々退団されるとのことで、長い間お疲れ様でした…の念を送りながら拝見した。

どういうわけか歌唱がかなり少なめだったけど、そんなことは気にならないくらい素敵なショーでした。

和物で目を引いたのはやっぱりトップのたまきちくん(珠城りょうさん)れいこちゃん(月城かなとさん)

たまきちくん、いいよね。背中がデケーから(理由が雑)。

背中がデケー男役、大概信用できる。

若い頃からずーーっと路線にいるたまきちくんは、ゆるぎなく堅実な男役というイメージ。正直、トップになるまではその堅実さが垢抜けなさと紙一重な感じがしてたんだけど、トップになってからは大きな安心感に変化していった感がある。退団のその日まで、デケー背中で組子を背負って欲しい。

れいこちゃんはとにかく白塗りが綺麗。気付いたらオペラでロックオンしちゃうくらい綺麗。

私は日本舞踊ミリしら女だけど、なんか扇子の使い方めっちゃ上手くない?

やっぱり雪組で日本物をどっさりやってた経験が生きてるのかな。「全然日本舞踊知らんけど、日本舞踊の偉い人もれいこちゃんのこと褒める気がする」って思いながら見てた(頭の悪すぎる感想)。

『ピガール協奏曲』

これもね~めちゃくちゃ良かった。

5年くらい前はてるみりコンビを応援してた私、原田先生にはちょっっとだけ恨みがあるんだけどさ(ブログで言うべきじゃない)、ピガールは面白かったです。

私は公式HPの人物相関図だけ見てから観劇したので、予習はほとんどしてないことになるんだけど、それでもストーリーが十分に把握できたからありがたかった。

まずはたまきちくん

芝居でもデケー背中は健在(まだ言う?)。

男役だったり女役だったり男装した女役だったり、かなり複雑な役どころを1人でこなしたたまきちくんシンプルにすごくない?

特に純粋な男役(ヴィクトール)と男装女性役(ジャック)との切り替えが素晴らしい。

ヴィクトールの育ちの良さとチャラさ、推せる。

魅力的な役だからもうちょっとヴィクトールを出してもいいのでは?と思ってしまうほど素敵な演じ方をされてました。

男装女性役(ジャック)を演じている時の、爽やかイケメン具合と隠しきれない女性らしさのバランスも絶妙でした。

一見こういうのって女役を多く経験した男役の方が得意なのでは?と思うけど、たいして女役を経験してないたまきちくんがこなせるのは本人のセンスがいいからなんだろうな。

次にさくらちゃん(美園さくらさん)

ガブリエル、かなりハマり役なのでは?

たぶんさくらちゃんのお芝居をちゃんと見たのはお披露目公演(夢現無双)のときなんだけど、その時はあまりお芝居を魅力的だとは感じなかったんだよね。

本人の成長もあるだろうけど、男性にひたすらついていくお嬢さんのような役よりも、自立して自分に自信のあるイイ女の方が合っているのかな〜と思いました。

あ~あ、私もガブリエルに振り回されながら生きたいな~

れいこちゃん

イケオジチャーミング支配人ことシャルル(突然のダサあだ名)

ジャックに自分の舞台に出るよう説得するシーンでハイテンポな早口ソング歌うじゃん?あれをラップではなく純粋な歌として歌えるってすごない?

本人はいたって真面目なのになぜか見てると笑ってしまう。セリフの間や声のトーンが巧妙だから面白いのかな。

最後のラブなシーン、あそこで突如シャルルの大人の色気が劇場中に充満して死ぬかと思いました。

ほんといい加減にしてくれよシャルル、冗談はハロウィンのカボチャみたいな色のジャケットだけにしてくれ(イジってる?)。

暁千星くん

さて、来ましたね。

宝塚のラウールこと暁千星くんが(※当方、ジャニーズのアイドルSnowManのオタクもやっております)。

ラウールと暁千星くんの共通点、

・スター街道を突っ走る大型犬

・見てると「足長〜〜〜⁉️」「ダンスうま〜〜〜⁉️」しか言えなくなる

の2点です(少なっ)。

今回も心中でずっと「ダンスうま〜〜〜⁉️」って叫んでた。

あれだけぐるんぐるん回ってくれるとこっちの心も晴れやかになるよね。

なんか、めでたすぎて正月の気分になる。染之助・染太郎の傘回しを見た時の気分と一緒だ。(古い)

鳳月杏さん、輝月ゆうまくん

この2人、ペアで感想言いたくなる。足が長くて芝居が上手いからかな?

鳳月杏さんは足長モラハラおもしろ旦那を演じてましたね(最悪のあだ名、再び)。

普通に考えたらそこそこひどいことをしているモラハラ夫さんですが、なぜか憎めない。

輝月ゆうまくん演じる足長デカ声腹黒借金取り(最悪あだ名パート3)も普通に考えたらただの迷惑な男なのに、こちらも登場を待ちわびてしまう自分がいる…。

この憎らしさの中にある可愛らしさ、2人の芝居力の現れなのではないでしょうか。

風間柚乃くん

私が選ぶ本作のMVP、彼です。

宝塚の誇るオモロジェンヌ、風間柚乃。あと100年は宝塚にいてほしい(無理)。

ただそこにいるだけでも十分面白いのに、口を開けば爆笑の渦。アドリブで観客をコメディの世界に引き込む天才。

なんか既視感…と思ったらこれ…ムロツヨシじゃない?

風間くん、ムロジェンヌ認定です(ムロジェンヌとは)。


その他

その他なんて書いて申し訳ない…

主要キャスト以外に目に留まった人々を短文で書こうと思ってさ。

千海華蘭くん

こんな飲んだくれおじさん、夜の梅田におる。

風間くんに次ぐMVPでは?と思うほどリアルな飲んだくれ。めちゃくちゃ可愛い。もしこれが漫画だったら人気投票でしれっと8位にランクインするタイプの可愛いおじさんだ。ストラップにして持ち歩きたい。

彩音星凪くん

ムーラン・ルージュにめっっちゃイケメンおる⁉️と思ったら彼でした。

ムーラン・ルージュの場面、8割方彼を見ていました。

こんなイケメンおるのになんでムーラン・ルージュの経営が傾くん?(突然冷静になる私)

もう既に完成したお顔立ちだけど、これからさらにイケメンになるんだろうね。。

これだからヅカヲタはやめられないのよ。。

さて…

ただの殴り書きを最後まで読めた人、いるのかな?

まあこれ、完全に自分の記録のために書いてるので、殴り書きで十分なのよ。

ショーもお芝居も、宝塚らしさとエンタメの楽しさが共存した良作だったな。

これは宝塚見たことない人にもおすすめ。

なんかチケットまだあるっぽいからさ、気になってるなら観に行きな〜。

余談

これ余談なんですけど、行きの電車で横に座ってた人が松本悠里さんを「みえこちゃん」と呼ぶ超古参ヅカヲタマダムで戦慄しました。(余談やなぁ〜)(かまいたちのアレ)

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