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応援ラボの活動報告~第9回勉強会~

2021年8月27日、オンラインにて親子・子育て応援ラボ第9回勉強会を開催しました。参加のみなさま、ありがとうございました!

テーマ:AIでいじめ検知は可能か?事例から考える
講師:株式会社マモル代表 くま ゆうこさん

今回は議員インターン活動にて参加した大学生がレポートにまとめてくれました!

1)いじめについて
いじめは多くの問題と連動しているといいます。法律上のいじめと現場のいじめとでは大きく乖離していました。しかし、いじめに関する大きな事件が起きるといじめの定義が見直されるようになり、救えなかった分、見逃さないようにしなければという思いもあり、定義がとても広くなりました。教育委員会、親、学校、地域など様々な面から見守ることが大事だそうです。

2)AIにできること
AIにはデータを読み込ませることによって予測できるそうです。そのため早期発見が期待できます。子どもは自分の感情を文や言葉にすることが難しいこともあるため、AIで表情から感情を判断したり、脈で判断するなど様々な面からのアプローチの可能性に期待するところです。担任教員一人が、クラス全員個別に常時把握しようとすると、とても大きな負担になります。AIを導入することで、組織的に把握し、対応することが可能になります。実態把握アンケートを実施してから回収することと比較し、AIは、実態把握から動き出すまでに迅速な対応が可能となるメリットもあるそうです。

私はこの話を聞く前は、AIを活用するなんて怖いと感じていました。いじめは人間関係や感情から起こるものでそこにAIが入ってくるなんて、と思っていました。しかし逆に普段気づけない顔の表情や脈など人間ができないところを補うことができると考えれば、活用方法によってはとても大きな効果が期待できるのでないかと思うようになりました。講師の話で印象に残ったことは「個人情報の流出に頑なであることより、子どもの命の方が大切だ」とおっしゃっていたことです。みんな命の方が大切だということはわかっているはずですが、個人情報の流出などリスクを伴うことをすると、そちらに気をとられがちになると思います。講師は、それを踏まえた上で、子どもの命の方が大切であると断言し、実行されていることがとてもかっこいいと感じました。
貴重なお話をありがとうございました。

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