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リデザインサイクルの駆動

大阪市立長原小学校のSTORY

照らしてつながるスポットライト
第4号は、大阪府大阪市立長原小だ。ぼくが大好きな学校のひとつ。

この学校のスローガンは
『みんながつくる、みんなの学校』
まさに、その体現をしている、目指して歩んでいる学校だよ。

この学校の校長先生は、映画にもなった『みんなの学校』の舞台である大空小学校で教頭先生、校長先生を歴任した市場達朗さん
あえてひとことで表すなら、

「会いたくなる人」

って感じ!
気さくで、ユーモアがある方。
他の先生方も、本当にすてきで、

「また行きたい!」

と思えるんだ。

さぁ、この学校は、なぜ進んだのか。
いざ!ワンポイント組織論♪


今回のワンポイント組織論♪
リデザインのサイクルが駆動する対話の場づくり



❶北極星の対話

この学校の北極星は、「子どもも大人もいきいきしている学校」だ。
この北極星を一方的におろすのではなく、対話を通して共有したことに価値がある。

北極星の対話


❷want toの対話

掲げた北極星に対して、「もし”規制”や”これまで”を気にしないでいいとして、こんなことをしたい!在り方を見直したい!と思うことは?」といった問いをもとに対話をしたよ。

北極星があるから、方向性に沿ったよいアイデアが出るんだよね。

テーマを選んだ後に、さらに
「こんなこといいな。できたらいいな。をふくらませよう!」
という対話を実施。すると、以下のようなwant toが。

学校づくりWorkshop


❸リデザインの対話

ここまでくると、当事者意識が高まってくるんだ。
ミドルリーダーが燃え、よいフライングが出たす。
実はもう、リデザインのサイクルがまわり始めているってこと。

リデザインのサイクルをまわすには、
具体⇒抽象⇒具体
と行き来することが肝要だよ。

以下の図のように、
具体⇒具体では、VS構造になり、前例踏襲的の支持が高まりやすくなるんだ。
全校朝会を例にすると、対面VSオンライン
のようになってしまう。

では、どうするのか?
そう。一度、抽象化するんだ。
目的という名の抽象(Why)を対話し、その上で具体(How)にいくことで、納得解が見えてくる。
つまり、リデザインとは「目的を問い直し、手段を再構築」するプロセスだ。

なぜ、長原小学校でリデザインのサイクルが駆動したのか?
それは場をつくり、「対話」を大切にしてきたから。


さらに、新年度になってからも、リデザインのサイクルが止まらない。
昨年度アイデア出しで出たものが、実現されている。

この軽やかさがたまらない。
この学校に外部として関わることを通して、ぼくは「いきいき」してくるんだ。
まさに「子どもも大人もいきいきしている学校」が体現されているし、関わる人をみんな幸せにしていくんだね。

これからも、長原小の歩は続く。

読んでくださり、感謝でいっぱい♪
また来週。

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