最近のEDMでロック・メタル好きでも聴けるアーティスト3選

2022年5月13日 21:32

追記）第2弾を書きました。ゴリゴリのメタラーな方はこちらが気に入ると思います。

EDMは苦手だった

以前、仕事でEDMを作る案件を受けたことがあり、元々バンド上がりで生楽器好きの僕はEDM自体聴いたことがそんなに多くなく、相当苦労したことがあります。

ダンスミュージック的なロー感の出し方も、シンセの使い方もよく分からないし、EDM特有のライザー、ブーム、インパクトのようなFXの入れ方も我流すぎてその時はそれなりに苦労し、リテイクも受けたりしました。

で、その時はEDM苦手だなと思ってしまったんですが、今後もEDM案件が来た場合に、ジャンル様々対応できますと言っている手前、「出来ない」と言ってしまうのが嫌で、とりあえずEDMに慣れてみようと思って、ここ2、3年で流行ってそうな曲をいくつか聴いてみました。

最近の主流はベースミュージックらしい

調べながらいくつか聴いてみるうちに、一般人が思うパーリーピーポーなEDM（多分ビッグルームとか）は海外ではもう結構廃れていて、今はフューチャーベースやダブステップのようなベースミュージックと言われるサブジャンルが主流になっている、ということを知り（自分の見聞きした中での印象論だけど）、

さらにその中でメロディックダブステップというサブジャンルが自分の好みと合ったのでさらに掘って、気に入ったものをプレイリストに入れて何度も流し聴きしてるうちに、EDM特有の音にも慣れて、好きなアーティストも見つかってきました。

「おすすめ◯選」みたいなタイトル嫌いなんですけど、ここではメロディックダブステップに分類されるアーティストでかつロック、メタルを通ってきた人でも聴けそうな3組を紹介します。

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Seven Lions

元々トランスをやっていた人で、キャリアも10年以上の、人気のDJ・プロデューサー。この曲はマジでブチ上がる特に好きなやつ。

Seven Lionsの特徴は叙情的なメロディーで、そのせいか曲もどこかファンタジックというかヒロイックな雰囲気があって、クサメロみたいなのが好きなメタラーでも入りやすいのでは。アートワークもなんかファイナルファンタジーみたいだし。

他のアーティストとのコラボだけど歌ものもたくさんあり、↓は個人的に好きなやつで、2000年代によくあったエモ系の歌ものロックっぽいボーカルが素敵。

ILLENIUM

ILLENIUMの曲はボーカル曲が多くて、あんまりEDM EDMしていないというか、イントロ〜ヴァース（Aメロ的な）あたりまで聴いてる分には普通のポップス、ロックじゃない？という印象を受ける曲も多いから、歌ものが好きな人には入りやすいと思います。

↑の「Shivering」って曲もSpiritboxというメタルバンドとコラボした曲で、「ﾄﾄﾄﾄﾄﾄﾄﾄ、ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ、ﾄﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…」みたいなライザーが入って曲が盛り上がる、みたいな部分以外は普通に歌ものロックという雰囲気で、これはバンド好きでも聴けるのでは。

ちなみにILLENIUMはNirvanaのあの有名な2ndアルバムに入ってる曲をリミックスしていたりして、多分普通にロック好きな人なんじゃないかという気がしています。

Said the sky

そのILLENIUMと一時期ルームメイトで、今でもよくコラボしてるというのがSaid the sky。↑の曲なんかは、部分的にEDM的な空間処理やダッキングがかかっていたりする以外は、もうほぼノーマルなロックと言ってもいいくらいなんだけど、おかげでロック・ポップス好きには特にすんなり聴けると思います。

Said the skyはライブでギターやドラムを演奏したりすることもあって、ターンテーブルとラップトップをいじる＝ダンスミュージックという概念にももはや縛られてない感じで、若い世代らしく柔軟な発想で音楽やってる感じがします。

この3人がコラボした「Rush Over me」という曲が特に好きで、これを聴いて「ああ、これならオレもEDM聴けそう」と思った最初の1曲でもあります。