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珈琲焙煎機を自作してみました

珈琲は好きだったが、珈琲がどんなものなのかも知らない頃は、焙煎するのは、考えもつかない、はるかに遠いことだった。
ネットで宮嶋さんの言葉を読み、誰にでもできると分かってから、家にあったフライパンで15分フリフリ始めました。それが、初めての焙煎で、このフライパンが記念すべき焙煎機第1号機です。

フライパン焙煎は思っていたより大変でしたが、豆が色を変え香りを立て始めることの喜びと興奮で随分フライパンで焙煎をしていました。

そろそろ、安定した焙煎ができるような焙煎機が欲しくなり、フライパンを卒業するべく、焙煎機の構造を調べ、手に入りそうなものから集めることにしました。

これが、2号機で、ドラム部分にペンキ缶、シャフトは長いボルトを貫通させ、ドラムは完成しました。ドラムを支えるベースは銅パイプを曲げて作ることにしてパイプの図面を起こして、試行錯誤の結果、一筆書きで曲げて作ったのが、とてもきれいに出来て、この部分が一番のお気に入りです。
ハンドルをつけ回転部分はベアリングでスムーズに回転できるため、とても使いやすかった。

これで150g程度の焙煎ができる様になり、換気扇の下でハンドルをグルグル15分間廻し続けて焙煎をしていました。

この焙煎機はドラムの温度が測れないので火力の調節を勘に頼っていたので、唯一の状態を知る手掛かりは豆がハゼる音しかなく、この音だけを頼りに焙煎をしていたので、豆の状態を把握できず、まともな焙煎が難しかった。

3号機は前回の失敗を反省して、温度を測ることができる構造に設計を見直しました。温度をドラムが回転しても測れるようにするため、ハンドル部分のシャフトはパイプを使い、温度計を差し込んで温度を測れるようにした。
豆の出し入れは太目(φ32mm)のパイプを使い、先端を円錐形にすることにした。スタンドは相変わらず2号機の銅パイプを使っている。

これで、温度を測ることができるため、焙煎はほとんど失敗がなくなり、安定した焙煎が可能になった。

現在は4号機になり、とうとうモーターで動くようになりました。

右の下側の小さなモーターは減速機付きで12V駆動、60rpm、モーター側の’歯車は歯数30で、ドラム側の歯車は歯数60なので、ドラムの回転は30rpm(2秒に1回転)としました。
温度を見ながら火力の調整も出来、焙煎度合いを変化させて楽しめる。
電源は車のシガーソケットから取れるので、いつでも、どこでも焙煎ができます。

まだ、完成度が低く加工も精度が悪いため、回転がうまくいかなかったり、ドラムを支える板の強度が無いため、不安定になってしまっているので、今後も改良して、煎りたて、挽きたて、淹れたての珈琲を味わうためにやっています。

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