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「エルピス―希望、あるいは災い―」を観て
『エルピス-希望、あるいは災い-』(エルピス きぼう あるいはわざわい)は2022年10月24日から12月26日までカンテレ制作・フジテレビ系列の「月曜夜10時枠の連続ドラマ」枠にて放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は長澤まさみ[1]。
テレビ局を舞台に、エースの座から転落した女子アナウンサーが、彼女に共鳴した仲間たちと冤罪事件の真相究明をする中で、一度は失った「自分の価値」を取り戻していく姿を描く社会派エンターテインメント[3]。
実在の数件の冤罪事件から着想を得たフィクションであることがドラマの冒頭で告知され、エンディングでは冤罪事件に関する9冊の書籍が「参考文献」としてクレジット表記された[4]。
タイトルのエルピス(Elpis)とは、古代ギリシャ神話で様々な災厄が飛び出したとされる「パンドラの箱」に残された「希望」あるいは「災い」の兆候のことである[5]。
すごく評判が良いテレビドラマだと、とあるPodcastで聞いて、観ようと思った。
フジテレビ系列のドラマはもちろんチャンネルも合わさなくなって久しいが、今回は大好きな「長澤まさみ」が主演だということもあり、観ることにした。
まとめて観ることができるのがAmazon Primeの良いところで、一気に観てしまった。
ストーリーや設定がフジテレビ系列ではないと感じたが、残念ながらフジらしさは多少残っていた。
「宮本から君へ」(テレビ東京)に似ている印象がする。
どうしようもない新人が一つのことに夢中になって行くところ。
このドラマを見た数日後に驚くべき偶然が重なった。
袴田事件の再審が決定したのだ。
参考文献には載っていないものの冤罪事件として何らかの形で関わっている事件だったのではないだろうか。
この偶然はとても興味深い。
さて、エルピスの最後は少し残念な終わり方で、個人的にはもっとスッキリとした終わり方、もしくはエンドロールでの解説を期待していたのですが、あっさりと終わってしまった。
フジテレビにしては上手く出来た方なのかもしれません。
とは言え、今後も地上波でチャンネルを合わせることは非常に少ないと思いますが。
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